試行錯誤して「当たり前」に辿りつく。
とあるBtoB企業の製品サイトリニューアルを設計中。現サイトの製品紹介は「分かる人しか分からない」内容になっているのでイチから情報設計をする必要がある。 でも、考え方の軸が用意されている訳ではないので、製品情報を束ねる切り口をゼロから組み立てるしかない。
顧客の製品カタログを読み込んで、競合メーカーのサイトやカタログにも目を通して、顧客に何度も質問をして、軸となる視点を見つけて、Webサイトのページ構成をすごーく考えて、やっと「これだ!」という情報設計ができた。 でも、そのアウトプットは超絶トリッキーかというと全然そんなことない。すごく普通。
この製品ページが完成したら、「すごい!素晴らしい!」なんてユーザーは1mmも思わないはず。ただ、見やすく理解しやすくなっているのは間違いない。
0から1を作る場合、そこに至るまでの過程はめちゃくちゃ大変なのに、完成したら「こうなるに決まっているじゃん。何ですぐ分からないんだろう」という佇まいになっていることはよくある。手品の種明かしみたいにでも、本気で試行錯誤しないとそこに辿り着けない。
たぶんWebサイト制作に関わる人は「あるわー」と共感してくれると思うのだけどいかがでしょうか。