カーティス・メイフィールド『Move on up』

今朝は月曜日ということもあり、何だか元気が出なく、ローな気分で通勤運転していたわけです。

先日、友人がおすすめソウルをCDに焼いてくれたので、それを聴きながらぼーっと運転。
何を考えるでもなく、でも元気も出なく、ただ「ソウルはええなあ」と思っていたわけです。

そこでいきなり鳴った高らかなホーン。
びっくりした。
世界がいきなりカラーになって、音に溢れた。

CDの一番最後に控えていたカーティス・メイフィールドの『Move on up』。

キラキラしていて、猥雑で、ザラッとしていて、夜の匂いがして、眩しい光で、息づかいで、打ち破る力で。

ああ、音楽って何て素晴らしいんだ。
何度も何度もそう思った。

さっきまでの灰色な気分はあっという間に吹き飛んで、ホーンに合わせて口笛を吹きまくる自分。
前から『Move on up』は聴いていたのに、こんな開かれた気分は初めてで、音楽って本当に不思議。

この曲をアルバムの最後にした友人もきっと何かしらの思い入れがあるのかもしれません。
心をぎゅっと掴まれるような曲との出会いはいつもいきなりやってくる。
今朝は久しぶりに幸せな邂逅でした。
20091229

Curtis Mayfield 『Move On Up』

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