ブランディングと聞いて何を想像する? (シャネルやプラダ、パタゴニア、apple?) ブランディングの概念をひろげよう。研ぎ澄まそう。 ブランディングは相手にとって価値があるように、形を整えることではない。 ブランディングとは今の自分(たち)の真ん中にある感覚を、吟味し考え追求して、そのときなりの確信を自分と相手に響かせることだ。(人によっては問いかけるという感覚のほうが近いかもしれない) だからブランディングとマーケティングは切り離せない。 ブランド(響き)がマー
すり合わせというと、それぞれの主張を聞きながら、共有できる共通項を見出だすという作業を想像する。 また共創という言葉も、なにかソフトで最後には共有できる、お互いポジティブな感情を持てる何かを生み出すという印象がある。 そんな中、今僕自身が面白いなと思っている共創、すりあわせは上記とは2つの点でおもむきが違う。 ひとつめの違いは、プロセスの力加減と質感だ。共創とかすり合わせという言葉が含むソフトさとは裏腹に、もっともっと力強くてよいのだと思う。 例えば地球上の自然物は調
来た道をふりかえると、1本のはっきりと続く道が見える。 それは行く道でみた風景とはまったく違う。 進んで行くとき、道は無数に分岐している。 それが道に見えればまだいいほうで、道かどうかわからないこともある。 雑草の野原やぬかるみを進むことだってある。 行くときに感じるバイブレーションは、 あとから言語化したときにはあらかた失われている。 その、言語化したときに失われやすいバイブレーションこそが、生きることの宝だ。 表現しようにも表現しきれない。 理解しようにも理解しき
「水の中にいる人と仕事をしたい」 心からそう思った2日間のお話です。 1,000名以上が受けた講座でもっとも大事にしているところ 先日、海外でのファシリテーター養成講座の開催を終えて帰国しました。 この講座は日本国内を中心に20ヶ国1,100名を超える人たちが参加しているプログラムで、その中に「ファシリテーターとしての在り方」というパートがあります。 そのパートでやっていることを(すこし乱暴だけどおもいきって)説明すると、 ・人には信念があってそこから行動
ある朝、目が覚めた。 そしてお金がないという恐怖が、とつぜん現実として迫ってきた。 今日はそんな話を少し書いてみます。 季節は暑くもなく寒くもない、どちらかといえば気候的には快適な朝だったと思う。 たぶんよく寝たんだろう。目はぱっちりと覚めた。 そのころのぼくは「やりたいことをなんとか仕事にする。妥協しないで自分がしっくりくることにエネルギーをかける」と決めていた。 それ以前にもぼくは、何度か似たようなことを考えてその都度仕事をやめたり商売を変えたりもしてきた。
出会ってしまった1冊の本 何年か前に、ぼくはある本の著者にメールで感想を送ったことがあります。 本はわりと読むほうですが、著者に感想を送るなんて想像すらしたことがありませんでした。しかも相手はアメリカ人。できない英語をグーグル翻訳で必死におぎないながらの作文でした。 それまでの自分ならとてもじゃないけど考えられない行動でした。なんならメールを送ろうとしてる間もビビって少し手が震えていたような気がします。 でもそのときは送らずにいられなかったんです。 今日はそ