羽毛布団のリメイク
新しいものを購入するのもいいけれど、できることなら使い続けたい。
ずっとそういう思いを抱いていたけれど、ようやく、それを実現できる生活になりつつある。
私の羽毛布団は、就職と同時に購入した年代物。一人暮らしをする予定で購入したが、結局、実家を出ず、そのまま使った。
数年後、一人暮らしをすることになった時、実家から持ってきてそのまま使った。
さらに数年後、結婚しても新しい布団などは買わず、そのまま使った。夫も一人暮らしをしていたので、そのまま持っていた掛け布団を使っていたが、年季が入ってボロになったので、途中で買い替えた。
私の布団は健在だった。
健在だったが、肝心の布団を包む側担が経年劣化で穴が開き始め、羽毛が飛び出すようになった。縫えるような材質ではなかったので、マステで破れた箇所を塞ぎ、外カバーをしていたが、どうかすると外カバーの中に羽毛が溜まるようになった。
これはいかん!
新しい布団購入も考えたが、もともと質の良いものだったので、これを生かしたかった。調べると、羽毛布団の打ち直しができることがわかった。
使わなくなった初夏、某布団メーカーの打ち直しサービスに申し込んだ。
すぐに大きな手提げバッグタイプの布団を梱包材と注文状、送り伝票が届いた。
荷造り(と言っても、打ち直したい布団をバッグに入れ込むだけ)、注文状に必要事項を書き込んで(と言っても、チェックするだけ)、宅配業者を呼んで発送するだけ。とてもシステマチックだった。
2ヶ月くらいかかる、という予定だったので、夏中は預けておけるかな、と思っていたが。。。
意外に早く、3週間ほどで帰ってきた。
不足した羽毛が足され、ふっくら。白い布で包み直され、美しく蘇って帰ってきた。
そろそろ布団が恋しくなって来た。
あ、まだカバーを買ってなかった。
今の仕事がひと段落ついたら、カバーを買いに行こう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?