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わかる!四柱推命基礎の基礎講座3 『五行の基本』

こんにちは。
占いのいなば、稲葉千津です。
札幌で個人鑑定と占い講座をやっています。

わかる!
四柱推命基礎の基礎講座へようこそ。

第3回目の今日は、
五行の基本
について解説していきます。

ちなみに前回は、
四柱と八字
という内容でした。
リンクはこちらです↓
https://note.com/inabachizu/n/n1263316cecdf

今回も、
後半にまとめと宿題がありますので、
上手に活用して頂けたら嬉しいです。

では、
本題に入りましょう。

六十干支を構成する干支は、
陰陽五行説をベースにしています。
陰陽と、五行のうち、
五行については、
前々回、ごく簡単にご説明しましたが
今回はもう少し、
詳しく解説していきますね。

五行とは、
木・火・土・金・水
の5つ。
物質と区別するために、
もく・か・ど・こん・すい
と呼びます。

【木について】
木の干 甲(陽)乙(陰)
木の支 寅(陽)卯(陰)
生命・人間。
陰から陽への変化。
季節は春、
時間は朝、
方角は東、
色は青。
ものが芽生え、成長し、活動する様子。自律と守り。保全。対等な状態や存在。

【火について】
火の干 丙(陽)丁(陰)
火の支 巳(陰)午(陽)
光と熱。
陽が極まり、陰に転ずる。
季節は夏、
時間は白昼、
方角は南、
色は赤。
木(生命)から生まれるもの。子供。表現、拡散。温める、明らかにする、二面性。

土はいったんとばします。

【金について】
金の干 庚(陽)辛(陰)
金の支 申(陽)酉(陰)
鉱物、金属。
陽から陰への変化。
季節は秋、
時間は夕暮れ、
方角は西、
色は白です。
木(生命)が使う道具、使命、働き。実り、結果。弁別(ものごととものごとを区別する力)。

【水について】
水の干 壬(陽)癸(陰)
水の支 亥(陰)子(陽)
水、液状のもののはたらき。
陰が極まり、陽に転ずる。
季節は冬、
時間は夜、
季節は冬、
方角は北、
色は黒。
木(生命)を生み育てるもの。親。形のないもの、精神、知恵。受容、習得。

そして最後に。

【土について】
土の干 戊(陽)己(陰)
土の支 丑(陰・乾)辰(陽・湿)未(陰・湿)戌(陽・乾)
土のはたらき。陰陽の中心。
四季の変化を調整する役目。
季節と季節の境目。土用。
方角は中央、
色は黄色。
支えるもの、土台となるもの、死と再生。引力・凝集。魅力。

土には季節と方角がなく、
境目であり、中心です。

そして土は、陰陽の他に、湿っているか、乾いているかを区別します。
丑は、冬と春の境目、
辰は、春と夏の境目、
未は、夏と秋の境目、
戌は、秋と冬の境目、
となります。

さて。
お気付きでしょうか。
五行の解説には、
時間や季節を指す言葉が沢山あります。
これは何故かというと。

前回、
四柱、八字、つまり命式のなかで、
日干を「日主」
月支を『月支月命」
と呼んで重要視する、
と解説したのを覚えていらっしゃいますか。

日主とは自分のこと、
そして、
月支月命は、
日主の五行がどの季節にあるか、
ということを表します。

たとえば。
日主が同じ「木」の五行の人達がいたとして。
春の木なのか、
夏の木なのか、
秋の木なのか、
冬の木なのか、
によって、
様子が違う、必要とするものが違う、
と四柱推命では考えるのです。

季節よって様子や状態が変化するのを
細かくイメージできるようになると、
四柱推命がとても上達します。

春、夏、秋、冬、
木の様子が変化するのを
ちょっと、
イメージしてみてくださいね。

五行のうち、
金は、
季節と組み合わせてイメージするのが、
難しいかもしれません。
この場合は、
冬は冷たく、
夏は熱い、
など、
気温による変化を使うと、
上手くできるようになりますよ。

そしてもう一つ。
イメージを言葉にする力が、
とても重要です。

ぜひ、今のうちから、
丸暗記ではなく、
『イメージして言葉にする』
ことを意識して、
力を伸ばしていってください。

おまけ情報。
私が以前書いた六十干支の解説は、
日柱の天干地支の組み合わせで、
イメージしています。
日柱と月支月命の組み合わせではないのですが、
もしよろしければ参考にしてくださいね。

さて。

そろそろご自分の命式を知りたい、
と思われている方も多いと思います。

四柱推命勉強会を受講される皆さまには、
万年暦から命式を調べる方法を
お伝えするのですが。
それ以外の方は、
『四柱推命・無料』
とネット検索して、
生年月日、出生時間、出生地を入力、
出た結果の命式をメモしておきましょう。

次回は、
「十干の基本」
について解説します。
お楽しみに。

今日のまとめと宿題に続きます。


【今日のまとめ】
1 木・火・金・水は、春夏秋冬、朝昼夕夜、東西南北。
2 土は中心であり、境目であり、土用。
3 命式の「日主」は自分、「月支月命」は季節を表す。
4 五行は季節の違いによって、その様子や、必要としているものが違う。

【今日の宿題】
この図↓

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を自力で書けるようになること。
丸暗記するのではなく、イメージする力と、イメージを言葉にする力を意識してください。
今回解説させて頂いたことが定着すると、図がスラスラ書けるようになります。
がんばってください。


今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。

次回もよろしくお願い致します。

では、また。


※追記※
四柱推命の歴史は大変古く、様々な流派、様々な解釈があります。今回の解説も、これが絶対正しい!という訳ではありません。いち解釈のひとつです。
もし機会がありましたら、他の解釈、解説にも触れて頂けたら、と思います。
そしてこのブログが、四柱推命に興味を持つきっかけになったとしたら、とても嬉しいです。

第一回目から読んでみたい方は、
こちらからどうぞ↓
https://note.com/inabachizu/n/nbef45270f336



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