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#005 キャラクターに厚みを持たせたいのだ

note始めたし、最近文字を打つことが増えたので
PCのキーボードを新しくしました。
始めてメカニカルキーボードってのにしてみたんですが、
打ち心地がカタカタってよりコトコトしてて
ちょっと気持ちいいですねこれ。

でもまあ文章は半分以上スマホで打ってんですけどね


□もくじ




一番魅力的な性格はどれ?

■キャラクターの性格はどうやって決めるべき?

お話をつくる上でシナリオの出来はもちろん大事だけど、
魅力的な登場人物も同じくらい大切。
なんならその二つの要素は絡み合ってないといけないまである。

理想としては両方をたてる創作が一番望ましいんだろうけど、
うまいことやるのはなかなかレベルが高そう。


□いまのやり方と改善点

なら現状自分がどうやってキャラクターを考えてるかというと、
完全にシナリオ優先の性格付け。
脚本の展開に応じて役を用意して、
修正に応じて属性や過去を追加したり削ったりしてます。

これでも間違ってはいないと思う。
けど、ひとつ不安なところがあって、
キャラクター単体で見た時にも、魅力的と言える出来になってるかな?という点。
いわゆる、うすっぺらいキャラクターになってしまってはいないか。

ただただ物語に必要だったから登場しただけの
場面に貼り付いたステッカーのようなキャラクターでは、
人物が背景の一部になってしまって…
そうなると作品自体が印象に残りづらくなってしまう、それはまずい!

ので、何らかの改善をはかりたく思うのです。


■奥行きを持たせよう

うすっぺらを回避するには、
要は奥行きを出して立体感を持たせればいいのでは?
人は見かけによらない、なんて言いますが
そういった一瞥では把握しきれない多面性を持たせればいい、と思いました。

そんなわけで
ここに2つのプランを考案してみました。


□提案1〈スパイスをひとつまみ作戦〉

分かりやすさ重視のゴリ押し脳筋作戦。
好物、苦手、癖やトラウマ
そういった際立って目立つ特徴をプラスで付け足す方法。

そして重要なのはここから
なぜそうなったのかを深掘りし、過去の経験や環境を妄想して"こじつけて"いく。
そうすれば少しは厚みがでて、存在感が増すんじゃね???

例えば…

アップルパイが好き
⇒母親の得意料理だったから
⇒その影響でアップルパイは上手につくれるけど、それ以外の料理はからっきし。
⇒料理下手、不器用キャラ

とか

重度の高所恐怖症
⇒3階以上の建物には着いてこれない
⇒よく差し置かれる、後回しにされがち
⇒不憫キャラ

とか

こうすることで自分自身の、キャラへの理解度と解像度が上がる
普段の姿とのギャップが生まれメリハリがついた人物像になる。
"こじつけ"でたどった道筋が全部活かせる設定になりうるのも、ちょっとお得。

あるいは最初に想定した人格をスパイス側にまわしちゃって
平易、平凡な性格で覆い隠す
とかのトリッキーな手順もありそう。

ひとつまみ


□提案2〈平たい者には裏表あり作戦〉

こっちはキャラの薄さを逆手にとった作戦。
薄っぺらいなら、それをそのまま裏返して
真逆のリアクションをとらせてみよう!
という試み。
おっとりした人ならぶちギレるところ
デリカシーの無い人なら何かに気を遣うところ
優しい人なら塩対応になるところ
そんな普段見せないリアクションをとるのは、
一体どんなシチュエーションなのかを妄想する。


どうしても許容できない悪事がある
愛する人や物事のためなら何事もいとわない
ハンドルを持つと人が変わる…等々

シチュエーションに具体性があればそれを物語の一幕に差し込む事で
キャラクターの厚みを演出できるし、
箸休めとしてのコミックリリーフにもなる。

ワガママ、二枚舌、八方美人、天邪鬼…
そんな思わぬ裏の顔を追加してやることで、
人格を強引に多面的に仕上げる。

そんな作戦

裏の顔を想像してみる


■結論、個性とは経験

上述ふたつの提案はいずれも
存在感を膨らますための"とっかかり"でしかなく、
大切なのはその先の工程。
個性をただのステータスにするのでなく、
過去その人が体験した経験や環境にまで繋げること。

幼いころのケガがトラウマになる。
捨てられない過去の憧れに足を引っ張られてる。
裕福な家庭で育ったため、おおらかだが独占欲がある。

各々の境遇や選択こそが個性を育むんだと思うので、
そこは手を抜かずに
ちゃんと考えてあげたいところ。
そうすれば少しは厚みあるキャラクターになる
…はず?



バンドデシネ記事は挿し絵を自分で用意するから
完成までのカロリーが高くていけない…
まあそのうち書きたいことも落ち着いてきて
更新頻度も下がって来るだろうから、
今しばらくが頑張りどころかもね。

楽しいマンガを描くために、
これからも研究していきたいです。


▽ゲームの記事も書いてるよ▽


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