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白夜の真夜中

灼熱の太陽が君に反射して、私の眼球は失明した。生涯忘れることのできない、微かに見えたあの光景。あの暴力を糧にして生きてゆく。夜、すべてが等しく消えてゆく。月光に照らされた地球から君が消えてゆく。夜空に輝く光には、無条件に美が内在している。花火、飛行機、流れ星。高層ビルかもしれない。テレビに映った湾岸戦争には、ミサイルが飛んでいた。生命を脅かすその軌道には、神秘的な美が漂っていた。夜空は輝くためにある。たとえ兵器でも、私たちは上を向く。暗闇の中に突如現れた光に照らされて、無条件に君を思い出す。

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