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新婚旅行でロンドンへ 9日間の記録【前編】
2024年4~5月、9日間にわたり新婚旅行でロンドンに行った。私は3回目、夫は初めてのロンドン。フォトウェディングの撮影直後に慌てて空港に向かうというアイドルばりのハードスケジュールだったため、今振り返るとよく体調を崩さずに乗り切ったわ……と思う。さすが夫婦揃って横浜中華街の占い師に「身体は丈夫」と太鼓判を押されるだけある。
9日間どういう旅程だったのか。新婚旅行からすでに1年近く経ってしまったけれど、自分の振り返りのために記録していく。あまりにも濃密だったため、3部作という大作でお送りしよう。
▼寒すぎて凍える1日目
フィンランドで乗り継ぎをしてロンドン着。Heathrow空港で、移動用のジャージからお出かけ服に着替える予定だったが着替え場所が見つからず、そのままホテルへ。これが全ての間違いだった。
4月のロンドンは、平均気温18度(参照『地球の歩き方』)。しかし当日は1桁代前半の寒さ。もちろん、出国前に見た天気予報では例年より寒そうだと、防寒着も準備はしてきた。だがしかし、その覚悟を嘲笑うかのような寒さだったのだ。
せっかくロンドンに着いたというのに、ひたすらUNIQLOとZARA探し。どこもかしこも真夏服しか売っていなくて絶望したのを鮮明に覚えている。みんな街中でダウンコート着てるってのに、ノースリーブのワンピースばかり売りやがって……!
宿泊地はTHE GORE London
アンティークな造りに惚れて予約。ケンジントン宮殿や自然史博物館、V&A美術館に徒歩で行けるアクセスで治安もかなり良かった。まあ、ケンジントン宮殿は訪問していないし、自然史博物館やV&A美術館は超駆け足で見ることになるんですけど……。灯台もと暗しってやつ。
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とりあえずホテルに荷物は置けた。防寒着はスーツケースの中。ダウンコートを売っているお洋服屋さんは見つからない。ということで腹を括って移動を開始することに。有名なチョコレート屋さんにどうしても行きたくてBrick Laneへ。
Dark Sugars Chocolatesの激甘ホットチョコレート
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ホットチョコレートに砕いたチョコを大量に入れてくれるのだが、こ〜れが寒さに凍えていた身体に超沁みる。けれど、スタバのフラペチーノを優に超える甘さなので一気に飲み切るのがポイント。躊躇ってはならない。冷めると本当に大変な思いをすることになる。
この日は、Brick Lane周辺を散策をして疲れ切ってしまい、早々にホテルに戻った。
▼誕生日当日をロンドンで迎えた2日目
27歳のお誕生日をロンドンで迎えた私。そういえば、22歳の誕生日もロンドンで迎えたわ、と懐かしく思う。
ふわとろスクランブルエッグを求めてThe breakfast clubへ
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ここのスクランブルエッグがま〜〜〜美味しかった。濃厚なバターの香りが移ったふわとろの卵と硬めのパン。最高の朝ごはんだった。いろんな朝ごはんを食べに出かけたけれど、ここが1番美味しかった気がする。
ちなみに、The breakfast clubは市内に何店舗か展開しているが、店舗によってメニューが異なるため要注意。スクランブルエッグを求めるならばLondon Bridge店へ。
快晴とSt. Paul Churchyard
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お昼はBorough Marketへ
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私、国外旅行をすると、必ず市場に行くほど大好き。一番好きな市場はスペインのバルセロナにあるんだけど、その話はまた今度。
Borough Marketといえばのパエリアはもちろん、チョコかけ苺などを堪能。
TATE Modarnへ
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館内散策時に、(おそらく)高校生〜大学生くらいの学生を引き連れた(おそらく)美術の先生がいたんだけど、真っ赤なドレスに真っ赤な女優帽という出で立ちで優雅に作品を解説していて、めっっっちゃいいな〜!と見惚れた。普通に彼女の話も面白かったし、学生時代に出会えていたらもっと芸術を好きになれたなぁと思った。
その後は、London Bridge、そしてLeadenhallに移動。ハリポタ気分を味わってきた。Leadenhallってその場で楽しめる何かがあるわけではないので、すぐに退散してしまった。
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▼ロンドンの人情に触れる3日目
The Wolseleyで優雅な朝食を
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The Wolseleyで英字新聞を広げながら紅茶を楽しむマダムになりた〜い!ということで、朝ごはんを食べにきた。私はベリーパンケーキを注文。パンケーキというよりどら焼きっぽい生地で、好みではなかったかなぁという印象。
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衛兵交替式
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まあ、1時間前くらいに現地に到着すれば見れるだろ!と思っていたら大間違い。到着時点でえげつない混み方をしていた。10年くらい前に行った時はそこまで混まなかった気もしたけど……。
馬に乗っている警察官もいて、これがロンドン〜!と思った。あと行進の音楽がいい。中高大とトランペットを演奏していたけど、また触りたくなるかっこよさ。
The Goring HotelのAfternoon Tea
衛兵交替式の後は、予約していたThe Goring Hotelへ。
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新婚旅行で来たと備考欄に書いて予約したら、アニバーサリーケーキと従業員みんなのサインが書かれた手紙を貰い、大歓喜。従業員みんなのサイン、ギャルの寄せ書きすぎて面白かった。
バスに乗っていると、夫が気になる店を見つけたというので途中下車。「House of Scotland」、めちゃくちゃいい響き。
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服飾生地のお店で、ふんわりと軽い生地がたくさん使われたマフラーやコートなどが売られていてトキメキ。誕生日祝いにと、素敵なマフラーを買ってもらった。
2023年秋くらいからお洋服への熱が高まりに高まっていたので、Dover Street Marketへ。銀座にあるとは知らずに初めてロンドンの店舗に行ってきた。
お洋服は言わずもがな、可愛くてカッコよくてトキメキが止まらなかったのだが、私が興奮したのは展示の仕方。各フロアごとに展示テーマがあり、エレベーターを展示用に改造しているもの等、尖っていてロックなお店づくりだった。帰国後、銀座店にも足を運んだけれど、ロンドン店のカッコよさが恋しい。
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rannie scott's jazz clubで事件発生
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超ウキウキで並んでいて、いざ受付!というタイミングで「あなたの名前が(予約リストに)ないわよ」とお姉さんに指摘される。そんなはずないと思って見返したら、なんと!予約日を1日間違えており、すでに過ぎているという大失態。めちゃめちゃ落ち込んでお店を出ようとしていたところ、セキュリティのお兄さんに声を掛けられた。どんだけ悲壮感たっぷりの顔をしていたんだろう(笑)
事情を説明して、残念だったわ~という雑談で話を閉じようとしたら「ちょっと交渉してくるから待ってろ」と言われ、まさかの展開へ。お兄さんの指示に従って近くで時間を潰していたら、お兄さんから「特別席が空いたからそこでいいか」と提案を受ける。お兄さんの優しさに大号泣。
もともと食事付きチケットを買っていたところ、特別にドリンクのみのカウンター席に案内してもらった。演奏は言わずもがな最高だった。セキュリティのお兄さん、一生幸せに暮らしてほしい。
ちなみにこのトラブル中にテンパりながら英語を喋っていた私を見た夫。「マジでパッションだけで英語を喋っているよね」と言われる。ほぼ出川イングリッシュの私に呆れたらしい。こう見えて1年半近く国外留学をしていたんだけどな。2025年は気合を入れて英語の学び直しをしたい。
Poppies Fish and Chipsで夕飯
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最高の音楽を浴びてふわふわしたまま、Poppies Fish and Chipsへ。ケンブリッジにいた時は、フィッシュアンドチップスなんて油べたべたの最悪な食べ物だと思っていたけれど、やはり有名店は違う。サクッとした衣とほわほわの白身魚が美味しかった。ただ写真にある通り、魚の大きさに対して異様に小さいタルタルソースはどうにかならないのだろうか。