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005_罪の轍(奥田英朗)
(※2023年10月29日に下書きしたまま、掲載していなかった記事がありました)
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いわた書店さんの『一万円選書』で選んでいただいた書籍から、奥田英朗さんの「罪の轍」を読了しました。
文庫本の厚さ、背表紙のあらすじを読んだとき、正直「読み切れるかな」と思ったけれど、そんな心配は杞憂に終わり、数日で一気に読み終えてしまいました。
この本を岩田さんが選書して下さった理由を考えてみたときに、事前アンケートに好きな本として書いた角田光代さんの「八日目の蝉」があったからではないかと、読了して感じています。
ミステリーとかサスペンスは苦手、とアンケートにも書いた。
それでもこの本が選ばれた理由は・・・・?
上手くは言えないのだけれど、「八日目の蝉」も「罪の轍」も、その人間模様とか心の機微の描きに重きを置いている気がして、だからそこまで嫌悪感なく読み切れたのかなと感じます。
NHKとかで3夜連続くらいのドラマで映像化してくれないかな、と思い、
読みながら、いつもの勝手にキャスティングして楽しんでいました。
時代は昭和38年頃だし、小説設定の人物の背格好とも異なる部分もあるので、あくまでも私のイメージということで…
宇野寛治:坂東龍太さん
里子:玉城ティナさん
落合昌夫:中村蒼
仁井薫:柄本佑さん
岩村傑:一ノ瀬颯さん
大場茂吉:國村隼さん
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と、ここまで書いていたんですけど、
ここで主役の寛治役に坂東龍太さんをキャスティグしていたのは、門脇麦さん主演で放送されていた日本テレビの「リバーサルオーケストラ」というドラマに出演されているのを見たからだったんですよね。
そのときに、坂東さんを初めて知ったんですが、優しそうなのに素朴で、
華やかすぎない、いい雰囲気をもった俳優さんとして印象的だったんです。
今期の「ライオンの隠れ家」での演技の評価がとても高いそう。
これからの活躍とても楽しみな俳優さんです。
今からでもTverで第1話を見れるようなので、見てみたいと思います。