身から出た淋

お客様が退室しない限りは、
あまりやることがないのでまったりのんびりできるのが今の私のアルバイト。恵まれた環境だなぁとは思ってますが、どうにも緊張が拭えなくて、身体が強張った状態が勤務中ずっと続いてる。

雨が降り続き。
蝉の声も、夏をはしゃいだかつての面影も、だんだんと遠い過去のものになっていく。

本気で生きてみる、が今の目標。
職場の方々は皆さん歳が離れてるけど、
他の仕事をしてから出勤される方ばかり。

その点、私はどうだろう。
気持ち的にも疲れてると言い訳して、家では眠ってばかり。本も、8月末に提出して以来新しい作品に着手できていない現実。

もっと、もっと自分を削らなきゃ。
削って削って、その削りカスが才能と呼べるのではないだろうか。己の身から出た才能の欠片たちが、素晴らしい作品を生み出すことができるのではないか。

早朝に眠り、午前中に目覚め、日記を書き、楽器の練習をし、執筆をする。もちろん合間合間に吸収することも惜しまない。映画もアニメも本も展示物も身になることは全部やっておく。

筆箱が壊れたので買いにいこう。
ケプトの、透明な袋のやつを愛用している。
お気に入りの文房具は、お気に入りの容器にしまわなければ。

首元の汗を拭う。
今日はお客様の出が悪いが、入りも多くて忙しい。今一体、何部屋お風呂を掃除しただろう……。
家に帰ったら最近買ったノベルゲームをやるんだ。プレイしていると本を書きたくなる。いい兆候。

寂しさは、今はしまっておこう。
Tinderにいそしんだ時期もあったが、
あれはお金がかかる。

必死で生きて、容姿が回復したら、また、
自分とは違う生き方をする人と交流してみようかな。