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imyme.
2015年1月15日 20:25
『負けないように頑張りなさい。』と、ある日子どもたちを前にして言った。もう修子はいなくなった後だった。たしか、二人の初めてのミニバスの試合を迎えた日曜日の朝に、玄関で声を掛けたのだ。なぜそんなことを言ったのか、今となってはもう思い出せない。『負けないって、相手のチームに?』真っ直ぐな瞳は、揺らぐことなく僕を見た。唐突で、恐らく何かを深く考えているわけではなく、ただ聞いてみただ