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2015年第17回写生会

(この記事は全文公開の投げ銭制記事です。また YADAMANIARTのブログ にも同様の記事を載せております)

本日、京都府立植物園にて2015年第17回写生会を行いました。

描いたのはバラ「ダブル デライト」、シャクヤク「ときめき」、オオバオオヤマレンゲです。


今日はまさに爽やかな初夏の陽気。道を歩いていても花がまるで喜びを爆発させるかのように咲き誇っています。そして青空と新緑とくれば、植物園へ行かないわけにはいきません。

本日は母の日ということで、入園無料でした。そういうこともあってか、開園前に正門の前で待っている人もいつもより多く、20人ぐらいはいました。開門と同時に入園し、早速向かったのはバラ園。そして着いてみると思わず「すごい!」と叫んでしまいました。

かなりの品種が見頃を迎えていました。品種によってバラツキがあり、まだ咲いていない品種もありましたが。きれいな花を咲かせているので、どの品種のバラを描こうか迷いましたが「ダブル デライト」というアメリカで作出された品種のバラを描くことにしました。

ごくうすいピンク~黄色の花びらの先の方だけ濃い赤色をしていて、また小さい花びらだと赤い縁がついていて、艶やかな感じのする花です。いかに濁らない色を出すかということと、赤い部分を思い切り濃くすることに力を入れました。もちろん葉っぱも雑にならないように描きました。

バラ園は色とりどりの花でいっぱいで、バラ園の風景というのも描きたいなと思いましたが、バラ以外の花も描きたいので移動しました。

続いてシャクヤク園へ行きました。これはいかにも畑という感じのところですがここも何種類かの品種のシャクヤクが咲いていました。

その中から変わった形の花を咲かせている「ときめき」という品種を描きました。

一番外に大きな赤紫の花びらがあって、中央には小さな花びらがたくさん集まっています。それがちょっと面白いです。これはこの花の特徴を出すべく形をしっかり描き、花や葉の色も気を遣いました。小さい花びらの集合が少し雑になりましたが、花の特徴はしっかり描けたと思います。

ここで豆知識1。ドイツでは、シャクヤクは「日本のバラ」と呼ばれるとか。スケッチをしている私のそばを通りかかった人が言っていました。本当かどうかはわかりません。

シャクヤクを描き終えて、あとひとつ描きたいものがありました。割と大きな花を咲かせる花で、オオバオオヤマレンゲと言います。香りが良い花です。

ただこの日はまだ咲き始めということで、十分開ききっていませんでした。

それでも、なんだか可憐だったので描くことにしました。

可愛く、少しだけ花開いた様子、そして大きな葉、描いていて気持ちが高揚しました。これも花の形をしっかり描けました。

ここで豆知識2。スケッチをしている私の横で写真を撮っていた人が、これはモクレンの仲間だから、花はもっと大きく開いた姿がきれいですよ、私は六甲高山植物園で見ました、と言っていました。

それにしても、植物園に来られるような方々は花を見るとすぐ名前が出てくる人が大勢いらっしゃいます。しかも豆知識まで知っている人もいます。なんだか、すごいです。私は絵のことしか知らなくて絵ばっかり描いているから、これではいけないのかなと思い、花が好きだから花の知識を得よう、お花博士になろうと思いましたが、この人たちには到底かないません。ちょっとお花博士にはなれそうにありません。

バラはまだ咲いていない品種もあったから、来週の休日も描けるかな?と思っています。バラ園の風景を描きたいですね~。でも描く時間と気力があるかどうか。そういえば今日も絵を描いている人がたくさんいました。特に園内中央付近の池のほとりにキショウブが群がっているところをスケッチしている人が3人ぐらいいました。なるほどこれは絵になるなあと思いました。

今は本当なら毎日スケッチに行っても足りないぐらい色んな花が咲いていましたね。

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