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「今こそGUTAI」展(兵庫県立美術館)の感想など

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(画像は展覧会のフライヤーです。私の絵じゃありません(笑))

今日はなんと、緊急事態宣言の中、兵庫県立美術館へ行ってきました。「具体」の皆さんの美術作品を鑑賞するためでした。

美術館にももうふらりと入って鑑賞するわけにはいかず、兵庫県立美術館も予約制になっていました。それで私は事前にウェブから予約して、今日に備えました。

電車の最寄り駅は阪神岩屋駅なのですが、私はどちらかというと阪急の方が利用しやすいため、阪急と阪神を乗り継ぐとなるとどうしても大阪は梅田の大混雑の中を通らなければならないので、それは避けたいと思い、阪急だけ使って王子公園駅で降り、20分歩くというコースを取りました。

そしてこの日はもちろん用意しておいたKN95マスクを着用していったのですが、KN95マスクはきっちりフィットさせれば眼鏡が曇ることもなく、マスクに守られているなという感じがするのですが、少し息がしにくいという難点があります。だから私は電車と美術館の中で使って歩くときなどは外していたのですが、なんせ片道2時間かかるもので少々苦しかったです。

まあ何はともあれ美術館に着いたところ、やはりアルコール消毒をさせられて検温もありました。しかし時間の計算を間違えたのか予約の時間より1時間以上も早く着いてしまったのですが、美術館の人が空いているから入っていいと言ってくれました。そして展示室に入りました。
たしかにお客さんは少なく、それも年配の方が多かったです。

さて、「具体」というのは1954年に吉原治良など阪神間の作家を中心に結成された「具体美術協会」の略です。これは吉原が亡くなる1972年まで「人の真似をするな」を合言葉に続けられました。戦後の日本美術を語る上で欠かせない美術運動で、国際的にも高く評価されています。

展示室にも、足で描いた作品とか、乗り物に乗って描いた作品、フライヤーの絵のように丸と線を執拗に描いた作品など、まさに「人の真似をするな」という合言葉を体現した作品が並んでいました。どれも力強く、エネルギーあふれる作品でした。私にとって「具体」は阪神間が中心の美術運動であったということもあり、親近感があり、また師匠のような美術であるわけで、観てよかったと思いました。

私ももっともっと力強く、オリジナリティ溢れる作品を創りたいと思いました。

「今こそGUTAI」展は2月7日(日)まで兵庫県立美術館で開催中です。予約制です。

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