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「すべて未知の世界へ―GUTAI 分化と統合」の感想



(画像は上がフライヤー外面、下がフライヤー中面)

昨日、大阪で「すべて未知の世界へ―GUTAI 分化と統合」という展覧会を観賞しました。この展覧会は大阪中之島美術館と国立国際美術館の共催です。2つの美術館を使っての開催であるから、こちらも真剣勝負で観に行きました。

タイトルの「GUTAI」とは具体美術協会(具体)のことで、1954年、兵庫県芦屋市で結成された美術家集団のことです。具体は活動拠点である「グタイピナコテカ」を中之島に作りました。その中之島で開催する記念すべき展覧会と言えます。

私は具体の作品たちが大好きで、具体関連の展覧会も鑑賞するのはもう3度目くらいですが、さすがに今回は大規模な展覧会だけあって圧倒されました。そして刺激に満ちていました。展示には具体の作家たちの言葉も添えられていました。「僕は先づ、えのぐを絵筆から解放してやるべきだと思う。(嶋本昭三)」「今よりもっと迫力のある、新鮮な作品を
生み出すにはどうすればよいか~かくて足で滑って描くという、私独自のアクションペインティングが始まった。(白髪一雄)」など、作家たちが今までにない作品を生み出すために、いかに素材や方法の点で工夫したかがわかりました。

作品は立体もあれば平面もあり、インスタレーションもあり、スケールの大きな展覧会でした。大きな作品が多かったですが、小さな作品でも不思議と小さく見えませんでした。
その他描く物も線や点だったり、記号で埋め尽くしたものもあって、私ももっと工夫して誰も見たことがないような作品を創れたらいいなあと思いました。


矢田明子展「ひらめいたら」
日時:2023年1月18日(水)~24日(火)9:30~18:00(最終日14:30まで)
会場:ガレリア・レイノ本店内 トミタ画廊ANNEX
(広島県広島市中区上幟町11-46 幟町中学校前信号交差点角)
※アクセス・問い合わせ先など詳細は https://reino-shop.com/ をご覧ください。

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