鹿児島に【魔法国家】を作りたい話
いよいよタイトルで頭がおかしくなったと思われそう。
最近ぼくは「これから何をしたいの?」と聞かれた時に「魔法使いになりたい」と答えるようになった。
だいたいは「あ〜適当な返事だな」か「ん?比喩?」みたいな顔をするんだけどどっちも違う。
わりと真面目に、でもちょっとふざけつつ、未来を考えた話をします。
次世代の地域創生コミュニティ POOLO LOCAL
僕はこの半年ほど、TABIPPOの運営する「POOLO LOCAL」というコミュニティに入っていた。
ここでは、さまざまな地域プレイヤーの話を聞きながら、各地を視察しながら、自分と地域の向き合い方を考えていく。
そして6月末、最終発表として「地域との向き合い方」を参加者自身のがプレゼンすることとなった。
以下、その時に話したスライド。
前半は自己紹介や関わっている地域のことを話しつつ、後半のp.9からは POOLO LOCAL から得た学びを軸に、僕がこれからどうありたいかを書いた。
半年間の学び
この半年、POOLO LOCALで学んだのは、「とにかく自分の好きを突き詰めることの大事さ」だったと思う。
「誰かのために」とか、「課題が何だから」とか、そんなことじゃない。「誰かのために」が理由だと、その誰かに理解されなかった時、辛くなって続かなくなる。
だから大事なことは、「何に自分が一番ワクワクするか」。それだけだった。
本気でワクワクできる物事だからこそ、多くの人からの共感を生む。たとえ共感できなくとも「なんか分かんないけど、この人めちゃくちゃこれやりたいんだな」という想いは人を動かす。「やりたい」想いの純度の高さが求心力を生む。
そう思った時、改めて自分を振り返ると、とてつもなく物語の世界への憧れの気持ちがあることに気づいた。
そしてそんな世界に少しでも近づけられるなら、僕はめちゃくちゃワクワクしながら動くことができる。そんなことを素直に考えてみた。
そして立てたビジョンがこれだ。
鹿児島を【魔法国家】にしていく
さて、ここからは妄想の話だ。
鹿児島にはすごく面白いコンテンツを作れるクリエイターたちが点在している。
謎解きを作れる人、XRやAIを扱える人、お化け屋敷を作れる人、演劇ができる人。僕はそんな方々と一緒に、鹿児島という街を「魔法がかかったようなおとぎばなしようなエリア(魔法国家)」に寄せていく動きができるんじゃないかと思っている。
例えばこういった動きを生み出すのはどうだろう。
①まずはコミュニティ作りから
前述したエンタメやクリエイティブ、企画などのスキルを持つような人たちを、「『フィクション』を『現実』に実装する。」という一つのビジョンをもとに横断的に繋げるコミュニティを生み出す。
※先日コミュニティ作りに関する投稿をしたら、わりと多くの人にいいねをいただいて、コミュニティ自体の需要はあるんじゃないかと思っている
②ビジョンマップをつくる
次に、ビジョンである「『フィクション』を『現実』に実装する。」が実現した鹿児島県の未来を、魔法国家としての未来を、コミュニティに参加する全員で描く。
アイデアブレストないしワールドカフェ形式のワークショップを通しながら、コミュニティに参加するメンバー同士で対話を重ねながら「こんな不思議な未来が鹿児島に作れたらワクワクするよね」と、そんなアイデアを出しまくる。
そして、これらが集まったビジョンを実現したアイデアを一つの絵として集約させる。これがビジョンマップだ。
ビジョンマップは、さらなる求心力になる。言葉だけではなかなか伝わりづらい未来像を可視化させることで、その組織やコミュニティの参加者がワクワクしながら共通認識を持って動きやすくできる。
③プロジェクトの発足
コミュニティ内でビジョンの目線が合い始めたら、ビジョン実現に向けたプロジェクトを発足する。発足の仕方は手上げ制。
例えば50人のコミュニティができたとする。そのうちの希望者5名が発起人として自身が生み出したいプロジェクトのプレゼンテーションを全体に行う。
参加者はそのプレゼンを聞いて、「応援したい!」「一緒にこんなこともできるかも!」「参加したい!」と感じたプロジェクトの発起人と繋がり、プロジェクトチームが発足される。だいたい1チーム6〜12名ほど。
④資金集め
初期投資は参加者で出し合うか、企業協賛か、クラウドファンディング(All or Noting)か。クラファンなら同時に集客にも寄与するし、そこで集まらなかったプロジェクトは企画の精度が甘いため再検討という形で良い。
⑤実行
クロスジャンルな人たちによってチームが作られ、資金の目処がついた段階から実際にプロジェクトが始動する。制作、準備、実施。そこで得られた利益はチームメンバーに還元ないし、次のプロジェクトの予算に回すことができる。
これを一年で1ターンとする。そして、次年度は初年度のプロジェクトをさらにバージョンアップさせるか、新たなプロジェクトを発足 or 参加。
これをちょっとずつ回し続けることで、鹿児島はかなり面白い体験コンテンツが増えていくんじゃないか。そんなことを最近考えている。
僕は、厨二心を引きずったまま大人になった人たちがめちゃくちゃ好きだ。
昔だったらバカにされた憧れも、そろそろ技術が追いついてくる。僕はそんな笑われるような未来を描いている人たちとプロジェクトを作っていきたい。
(が、とりあえず僕はスライドに描いている2つのプロジェクトを実現していくことにちゃんと注力したい。でももしそんなコミュニティに共感してくれる方がいたらぜひ声をかけてくれると嬉しい。一緒に作ろうよ。)
2期が始まるPOOLO LOCAL
地域で活躍する様々な人と出会わせてくれたPOOLO LOCAL。この2期の応募が開始されている。
なかなか目の前の地域だけに向き合ってると頭が凝り固まってしまう。色んな地域プレイヤーと対話し、自分と地域の可能性を模索できた半年はめちゃくちゃ貴重だった。
POOLO LOCALに関わったみんな、素敵な半年をありがとう。
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