コミュ力アップの兆し。最近おじちゃんおばちゃんと仲良くなりがちな件
今回は、タクシーで出会ったおじちゃんと、電車で出会ったおばちゃんとの、少し前の出来事のお話。
一応目次作ったけど、時の流れ的に、おじちゃん篇から順番に読んでほしいなぁ。
降りそびれてよかったよ、タクシーのおじちゃん
あの日はですね、アルバイト先のメンバーの相談に乗っていたんですよ。
22時に退勤して、同世代(同期)くんの自己分析の相談に乗っていたんです。
そしてあっという間に終電。
無事、乗車。
が、しかし、事件発生。
ここはどこ?(;゜0゜)
車内のモニターに、聞いたこともない駅名が表示されている。
一瞬フリーズしてから、改めてモニターを確認すると、
自分の最寄り駅を何駅も過ぎていた。
一駅二駅じゃない。何駅も過ぎていた。
しまった、降りそびれた。
自己流自己分析法とフィードバックを、LINEで彼に送ろうと、集中して文章を書いていたせいだ。
急いで降りたが、まぁ終電に乗ってきたわけなので、もちろん帰る電車はない。
駅員さんに、にこやかな顔で「もう電車ないですよね〜?」と意味のわからない質問を投げかけ、
「ないですね〜」と当たり前の返答をもらった。
(変なこと聞いてすいません。これで「ある」とか言われたら、それはそれでパニックです。)
仕方がないので、地上に出て、初上陸の地でタクシーを探した。
ありがたいことに、びっくりするくらい次々にタクシーがやってくるので、すぐに乗れた。
運転手さんは、ちょっと怖そうで、あんまり愛想がなさそうなおじちゃんだった。
乗って少し経った頃、急停止か何かした前の車に、おじちゃんはちょっとキレた。
うわぁ〜怖い人かも〜、と思った。
しばらくすると、おじちゃんが「飲み会ー?」と聞いてきた。
「違うんですよ〜、」と退勤後から今に至る経緯を説明した。
この時の私は、
せっかく働いて稼いで、相談にも乗って多少なりとも徳を積んできたはずなのに、ここで負の出来事が自分の身に降り注ぎ、しかも出費が…と、内心ちょっとへこんでいた。
だから、自分に呆れたような感じで、半笑いで説明した。
最終的におじちゃんとの会話は、私は就職活動中で、という話に辿り着いた。
志望業界の話になり、その業界の大手の会社に姪っ子が勤めているとのことで、働き方の実態みたいな部分も聞かせてくれた。
売り手市場だから大丈夫だ、と度々励ましてもくれた。
おじちゃんは、話したらいい人だし、しっかり私を励ましてくれた。
後々思えば、この日ちょっと不運そうだった私を不憫に思った部分もあったのかもしれない。
今度は、おじちゃんの経歴を聞くことになった。
自衛官、会社員、飲食、トラック運転手、タクシー運転手…などなど、かなり色んな業界や職種を経験されていて、面白かった。
私にも、色んな経験をしてからまた考えればいいのだと言ってくれた。
おじちゃんは、自分の家族の話もしてくれた。
人の人生を聞くのは、やはり面白い。
最後にまた、就活の応援をしてくれた。
正直、めっちゃ元気出た。
終電で降りそびれてほんとに良かったし、"せっかくバイトした分"からタクシー代を払うことに悔しさがないほど有意義な時間を過ごせた。
でもね、一つ悔しいのは、
「降りそびれて良かったです!」が言えなかったこと。
最後にありがとうは伝えたけど、
降りそびれて良かったまでは伝えられなかった。
それが後悔。
そんなこんなで、るんるんして帰宅。
幸せ者だな。
今度は電車のおばちゃん
その日はですね、咳も出てそれはまぁ喉が死んでいる日で。
アルバイトから習い事に向かう電車で、私は咳き込みながら俯いて座っていた。
そうしたら、一人のおばちゃまが乗っていらした。そして、私の前に立った。
念のため、「ごめんね、今日は私体調良くないのよ」という雰囲気を醸し出しといた。
(席を譲りたいけどどうしても譲りたくない時は、そんな技を繰り出すか、寝たふりをするという嫌なヤツである。)
そのおばちゃまは、近くに立っている海外の方々を見て、ひとりニコニコと楽しそうである。
しばらくして、そのおばちゃまが私の横に座った。
私はちょうど病人風と寝たふりを五分五分くらいでかましていたのだけど、
おばちゃまから「あなた大丈夫ー?」と聞かれてしまった。
(私はそこまで迫力ある演技をしてしまったのだろうか)
作戦失敗か。
私が「あぁ、大丈夫です^ ^」と答えると、
「スマホ落とさないでよー!?」と言われたので、
「はい(^^;;」みたいな感じで答えておいた。
そして、始まった。
私の最近の得意技、
おじちゃんおばちゃんと仲良くなる。
おばちゃま「何してきたのー?」
私「カフェで勉強してました。」
おばちゃま「なんの勉強?」
私「就職活動中なのでそのテストとかがあって、その勉強とか作業とかです。」
おばちゃま「テスト、英語もあるんでしょー!?」
この辺りはよく覚えてないのだが、
そんなこんなで会話が続き、
どうやらおばちゃまはアメリカに住んでいたらしく、アメリカでもアルファベットの発音からしっかり教えてくれるのだと、その教え方を丁寧に再現してくれた。
そして、なぜかまた、
私の就職活動の話になっていた。
おばちゃん曰く、日本人は内に縮こまりがちだから、私の志望業界は結構外に向いている感じで良いというのだ。(文章で表現するのが難しいな。)
ともかくなんか肯定してくれていたので、気分は良かった。
私の志望業界は尚のこと英語がいるだろうとのコメントまでいただいた。
(ちょっとドキッとした。笑)
喉や咳のことなんぞ忘れ、またもや人生の大先輩と面白い時間を過ごした。
たった数駅と短い時間だったけど、最後には楽しくお別れした。
最近は、こんな出会いがなんだか楽しくなっちゃって。
また次の出会いも楽しみにしている。
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