豆腐メンタルな母23年目
私には今年23歳になる娘、21歳になる息子の2人の子どもがいます。
娘は医療系の研究職に就くため、大学院へ通っています。
息子は文系で法律を学んでいる大学生です。
子どもたちが成人して、やっと心からホッとしています。
成人したからではなく、子どもたちの受験が終わったからかもしれません。
豆腐メンタルな私の子育てを振り返ります。
身体が弱い幼少期
うちの子どもたちは今でこそ元気に過ごしていますが、小さい頃はよく熱を出したり、入院したり、体が弱い子どもたちでした。
今では笑いながら話せることでも、その当時は必死だったと思います。
何もかもわからないことばかりで、子どもたちが熱を出したら自分を責めていました。
娘が生後3ヶ月の時に高熱が出て病院へ行くと、髄膜炎かもしれないとのこと。
検査入院をすることになりました。
色々な検査をすることになり、ぷくぷくした可愛らしい娘の腕に注射針を何度刺されたことか。
それを見るだけで涙が止まりませんでした。
結局、何も問題はなかったのですが、1週間ほど入院しました。
娘が生後6か月の時に熱性けいれんを起こしてしまい、初めて救急車に乗りました。
娘が熱性けいれんを起こしたとき、主人はお風呂に入っていました。
娘がチアノーゼで顔が真っ黒になったことを主人に伝えると、お風呂から真っ裸で上がってオロオロしていました。
特に脳波などには問題なくすぐに自宅に戻ることができましたが、娘が死んでしまうのではないかと思い怖かったです。
息子も熱性けいれんを起こし、脳波の検査をしたことがありました。
その時、3歳だった娘はいろいろな器具につながれた息子を見て
「○○くん(弟)、死んじゃうの?」と心配して泣いていました。
その娘の姿を見て胸が苦しくなりました。
2人とも秋の終わりには決まって風邪をひいて、高熱を出し入院する。
咳が止まらず、喘息かもしれないと考えたこともありました。
息子が保育園の学習発表会に参加できたのは一度だけでした。
そのくらい冬には体調を崩していました。
怒涛の日々
こちらでも少し触れていますが、うちは転勤族です。
子どもたちは保育園3校、小学校3校変わりました。
主人の会社からの辞令が出てからは、新居の手続き、転校転入の手続き、子どもたちのケアなど必死でこなしていました。
また、都内に引っ越し娘が転校のストレスからか帯状疱疹が出てしまいました。
娘が小学6年生のGW後に転校し、運動会や修学旅行の準備などバタバタしていた頃、脇腹が痛痒いと訴えてきた娘。
ハチにでも刺されたのかな?!
と安易に考えていた私ですが、皮膚科へ行くと帯状疱疹だということがわかりました。
原因は、転校のストレスではないか、ということでした。
田舎の小学校から都会の小学校へ転校し、初日に習い事は何をしているのか?塾はどこへ通っているのか?詰問されたようです。
しっかり子供たちのケアをできず、自分を責めて落ち込みました。
帯状疱疹を機に、娘は中学受験をすることにしました。
学区の中学校へ通うことよりも、自分で進路を決めたかったのかもしれません。
小学6年の夏からの受験勉強です。
勉強は好きな方でしたが、中学受験の4教科の勉強はできるはずもなく、2教科で受験をすることになりました。
これがわが家の受験戦争(?)のはじまりでした。
私が体調を崩してしまうことが多々あったので、主人や子どもたちのサポートをすることができなく辛い日々でした。
豆腐メンタルの私はいつも自分を責めていた日々でした。
仲良しの姉と弟
私がいつも元気でいられなかったので、子どもたちはいつもニコニコしていました。
きっと、私が少しでも元気になるように、子どもたちなりに気遣ってくれていたのだと思います。
小さい頃から2人は仲が良く、小学校の低学年以来ケンカはしていないと思います。
今でも仲良しで、ご飯を食べたり、お酒を飲んでくだらないことを話して大笑いしています。
息子が浪人してまでも入りたかった大学がありました。
結局、その大学には不合格だったのですが、その大学院に娘が合格したのです。
その時、私は娘のことを喜びつつ、息子のことを気にいていました。
なぜなら、息子は小さい頃からその大学に行きたくて、何度も学園祭や学校見学などのイベントに参加していたくらい思いが強かったからです。
息子に娘が合格したことを聞いたことがありました。
すると、息子は「やっぱり、お姉ちゃんすごいよ!でも、俺もあの環境で勉強したかった」と言ったのです。
その言葉を聞いて、ぐっと涙をこらえた私。
その後、
「お姉ちゃん、この2年は勉強大変と思うよ」
「だから、俺も頑張る」
そう言って、いつものようにニコニコしていました。
豆腐メンタルの母が育てたので、子どもたちのメンタルは強くないかもしれません。
でも、親バカですが、娘と息子は優しい子に育ったと思っています。
それだけで私はがんばれます!
子育ては終盤ですが、まだまだ子どもたちとの関係は続くので毎日楽しく暮らしていこうと思っています。
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