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「大きくなったらコアラのマーチの商品開発課に勤めたい」とクラスで発表した日

こんにちは。

広告×私、ネタとしてはあと2~3本しか無くて、常に「もうちょっとで方向性を変えねばならん」と焦るのですが、でも文章を書きたい気持ちは湧いている。ということで記事を書きます。

私が広告について将来を考え始めたのはいつごろだろう?と思っていたきっかけを、ある日ふと思い出したので、今日はその話です。

きっかけは”消臭元”だった気がする

コアラのマーチじゃないんかい。というツッコミをしたくなるタイトルなのですが、遡れば小林製薬さんの消臭元になるのです。

私が小さいころ、世の中のトイレの機能もまだ充実してなくて、実家のトイレはウォシュレットも無ければ水洗でもない、簡易水洗トイレだったときの話。日本人にとってのトイレって、それはそれは重要で。便座のあたたかさや、シャワー、ビデ、それを綺麗にするノズルクリーン、トイレ掃除を楽にしてくれるタンクレストイレ…私の幼少期から考えれば、全くなかった機能が続々追加されて、最近ではデパート等でもトイレエリアにかなりの費用をかけてリニューアルするほどです。

映画「テルマエ・ロマエ」を見て初めて知ったのですが、便座にはニオイを吸ってくれる機能もあるんですね。意識して座ってみると、確かにほんのり風を感じました。

そんな消臭機能もない頃、各家庭でよく目にしたのは、でっかい"ろ紙"と色とりどりなパッケージでおなじみの「消臭元」でした。

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当時、全く見ないビジネス番組に出ていた消臭元の物語と出会う私

ある日、カンブリア宮殿だか、ガイアの夜明けだったか覚えていないのですが、眠気眼で両親が見ていたテレビを眺めていた日のことです。

「なんでこんな面白くない番組を好んで見るんだろう?」私は本気でお父さんの見てるテレビ番組に対してそう思っていました。当時、はねとびとか学校へ行こう!を好んで見ていた時です。今となっては私もTVerで結構見ているけども、子どもにとっては面白みを感じづらい。

そのテレビ内で取り上げられていたのが、「消臭元の売り上げをたった1枚のシールで大きく伸ばした物語」でした。

消臭力は確かにあったのかもしれませんが、「トイレ内に置いておいても気分があがらない」「見た目が好きじゃない」などの声もあった消臭元。改善策として、パッケージをめくった後の容器にお花のデザインのシールを付けて販売したところ、売り上げがあがったというストーリーでした。いくら売り上げが上がったのか等の詳細は覚えていないのですが、とにかく当時の私にとってはその話は大衝撃で。

 たったシール1枚で!トイレに置いてもいいようなデザインになった!すごい!こんなこと思いつかない!この人すごい! と素直に思い、納得感のある施策と成果を知り、その回だけはテレビを一生懸命見ていました。

私もこんなことがしたい!!!が強く思うようになり、テレビに出ていた部署である商品開発課に行けばそれが叶うとも考えていました。小学6年生で将来の夢を発表するときには、大好きなお菓子のコアラのマーチに携わる&商品開発課に勤める。ということで、授業参観の時に本気で「ロッテでコアラのマーチの商品開発課に入ってそこで働きたい」と発表したのです。消臭元ではなくて申し訳ないです。

「えっと…非常に具体的な夢でいいと思います…はい」って担任の先生はコメントしてくれました。先生、コメント悩むよね、ごめんね笑


ロッテにマーケ部はあっても商品開発課はないみたいようだ

あの時のテレビはどの番組だったんだろう?いつの話だったんだろう?と思い探してみるも、なかなか見つからずでした。今回は記憶だけの話で書いた記事なので、具体的に書けなかったのはちょっと心残りです。

検索してみたら、ロッテに商品開発課というものはないらしい。きっと、似た機能の部署はあるだろう...ある先輩はロッテに就職したらしいと風のうわさで聞きました。聞きたいな、仕事のはなし。

何度思い返しても、あの時が「人の気持ちが動いて行動を起こすようなことをしたい」と一番最初に自覚した日だったなと思います。ありがとう消臭元。ありがとうコアラのマーチ。あれが私のアイデンティティを形成した気がするよ。

今でも、コアラのマーチがワゴンで売っているとつい買っちゃう私です。

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お、大吉。幸先がいいな。

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