干ばつが起きるわけでは無い
同じ部署の人が結婚した。
なんとも無い日常にある祝福ニュースである。
でも、素直におめでとうと言えなかった自分が、とても人間として未熟だなと思い唇を噛んだ話。
私は社内恋愛は反対派である。
過去、社内恋愛が多い会社にいた時に、社内恋愛にまつわる痴話情報で疲れてしまったからだ。私は仕事にはそういう情報を求めてないタイプの人間で、経験も無いので気持ちに寄り添う態度もないからである。
そう、その人は社内恋愛の末の結婚だった。
私は結婚相手を知らないままずっと過ごし、しばらくして結婚相手が自分も知っている人間だった事を、本人からでは無く触れ回った噂で知ることになる。
この気持ちは結婚した当人との関係性もあるなと思う。
結婚まで隠し通してくれたことに関しても、私は良いと思った。(過去にはそうで無いものもあり、疲れたなという気持ちにもなったのだ。)
でも、複雑な気持ちが祝福の気持ちを超えられない自分にモヤモヤした。
そんな消化不良の自分に少しスッとした回答をくれたのは、同僚が紹介してくれた、ある1つの演説だった。
最近まで忘れていたが、この事をきっかけに思い出し、検索し、Twitterで開いたときに気づいた。当時私は間違いなくこのツイートを読み、動画をみて、当時いいねボタンを押してして、少し涙していた。ピンク色のいいねボタンに、その形跡があった。
素晴らしいと思った、拍手した。こんな考えを持っていきたいと思った。でも自分は愛する二人に対し、どこかネガティブな感情を抱き、同じことを繰り返したんだなと思った。他人なのに。私の人生が大狂いする程の事でもないのに。(私は確かにその同じ部署の人が好きでは無くて信頼も高くはないが、また別の話とする)
愛する2人が戸籍上に婚姻したとて、干ばつが起きるわけないし、また日は登る。
ここ最近は、毎日、考え事が頭の中を周り、いくら考えど整理して実行しても、理想の自分と呼ぶには未熟だが
少しでも前に進みたいなと思い、ここに書き記す。
結婚おめでとうございます。