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歳をとるという事

7.介護保険 要支援2の認定


支援センターの支援員に断られたことを知って、姉のところに来ているケアマネージャーが手続きをしてくれた。
かかりつけの医師の診察と、市役所の福祉課がきて調査した。そして要支援2と判定された。

支援員に断られてから4年が経っていた。

ケアマネージャーが紹介してくれたのがデイケアという施設で、週二回3時間づつ送迎付きで行くことができる。
老人施設に行くというのは少し不安があった。とうとう私も老人だという思いをはじめて実感した。

要支援の人は、ケアマネージャーの担当ではないので、支援員が書類だけ持ってきた。

諸手続きが済んで、5月からお迎えの車に乗って出かけた。初めて行く日は施設の責任者の方が迎えに来てくれた。慣れない年寄りのために、YouTubeに出ていた話題などで話しかけてくれた。ついつい吸い込まれて道中おしゃべりをしてしまった。

到着すると、一人の利用者にスタッフ一人がついて建物の中に入る。気持ちの良い挨拶をかわしながら・・・

施設には2教室あり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、介護福祉士のスタッフが複数人揃っている。そして各利用者の状態に応じてメニューを作成し、自主トレと、その都度状況を見てアドバイスがある。

このような施設を利用するのは初めてだったので、イメージとは違っていた。
スタッフが利用者に世間の状況などの声をかけるが、老人たちは、特に男性は無口である。
そこで私のお節介が頭をもたげていた。利用者の様子を観測することにしたのである。



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