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【永久保存版】DaVinci Resolveで自分だけの色を表現できるようになるまで

先日、フォロワーさんからDMでこんなご相談をいただきました。

DaVinci Resolveを用いたカラーグレーディングについて、初学者だったころに意識していたことや実践していたことはありますか?独学で、その方法に悩むことが多々あります。


超わかる。

と、率直に思いました。
なぜなら、自分も写真を始めてから一年が経ったあたりでDaVinci現像をやるようになり、周りには誰もそんなことをしては人はほぼいないし、いきなり自在に扱えるほど簡単なことでもありませんでした。
YouTubeでDaVinci Resolveのことを調べても基礎中の基礎な部分は省かれてしまっていたり、カラーグレーディングの核となることや細かなところまで初心者に向けて解説されている動画は、自分の知る限り見たことがなかったです。
僕自身これまで写真現像も映像のカラーグレーディングも手探りの状態のまま完全独学でやってきて苦節1年。時間の積み重ねがあり今に至ってます。

とはいっても、DaVinci Resolveは"なんか難しそう"というイメージばかりが先行してしまっていて、色の良さや機能性の高さが見落とされているように感じます。
苦節1年とは言いましたが、独学であったにも関わらずMonetの助けを借りてたったの一年で写真と映像の「色」で発信できるほどには自分のクオリティが大きく成長したともいえます。

こちらの限定マガジン「DaVinci現像のすすめ」では、DaVinci Resolveを使いたいと思った人が、思い立ったときに手探りにならずすぐに僕と同レベル以上の画を"全員が"いきなり現像・グレーディングできるよう参考にしてもらうことを目的としています。

ということで、今回は自分の写真のRAW現像・映像のカラーグレーディングの軌跡を辿っていきながら、どうやって独学で今の自分の色になったのかについて解説します。

DaVinci ResolveでRAW現像

過去にもお話ししたことがある通り、自分には主に3つのステップがあって今に至ってます。

① Lightroom (写真を始めて3ヶ月)

② Capture One (Lightroomから移行して4ヶ月)

③ DaVinci Resolve (Capture Oneから移行して1年と7ヶ月目)

僕の限定マガジンは、いきなり③の状態からスタートを切るためにあるのですが、自分がDaVinci Resolveに出会う前にそもそも写真現像ソフトによるRAW現像でどんな経験・意識をしてきたのかという部分が今のDaVinciのカラーグレーディングにも大きく関わってきているので、振り返りつつ詳しくお話ししていきます。
それらを踏まえた上で、DaVinci Resolveを始めたときに意識してきたことについても最後解説させていただきます。

第一章 Lightroom編

写真をやり始めるとともに、僕が最初に手を出した現像ソフトがみなさんご存知AdobeのLightroomでした。
Lightroomでは、基本調整やトーンカーブなど触れる機能は全部触って、確かめて、基本のキを学んだ写真現像ソフトでした。

当時Lightroomで現像した写真

本当に基本のキからだったので、色味もコントラストも写真自体も、今見ると本当に変でお恥ずかしいのですが、これがあったから今の自分があります。
Lightroomは機能が多いとは言えませんが、当時初心者だった自分にとって写真現像における必要な要素を学ぶにはちょうどいい量だったと感じます。

今は亡きFUJIFILM X-T4、、

最初のうちは特に、いきなりいい最終結果が得られることが少ない&自分の中のいい結果そのものが変化しやすいです。
そのため知識が十分にないうちは、現像ソフトの各種機能によるアプローチによってRAWデータ(写真)にどのような変化が起こっているのかをひたすら知る期間だと思っています。
Lightroomの使用期間は3ヶ月ほどでした。
ちなみにこの頃誰かのプリセットの購入は一切しておりません。とにかく機能と用語を知ることだけに集中していました。

第二章 Capture One編

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