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【DaVinci Resolve】いつもの色味を仕事でも使いやすくする方法

自分は撮影のお仕事でもDaVinci ResolveでMonetを使って現像した写真を納品することがよくあります。

先日ある案件で、
「いつものフィルムライクな雰囲気にしつつも、記録性をきちんと保持するために特定の色は撮って出しの色のままにしておきたい」
という事例が発生しました。
フィルムライク風にMonetで現像するとどうしても色転びが発生してしまい、残したいと思っていた色も変わってしまうという点に悩まされました。

タイトルに仕事で使えると書きましたが、仕事以外でもこのような記録性を重視しつつも、Monetで質の高い写真・映像のカラーグレーディングを行いたいという方もいらっしゃると思います。

今回は僕が実際に仕事で納品する際に行った、色転びを極力抑えたDaVinci Resolveでのカラーグレーディングのやり方についてご紹介します。

実例

今回の最大の敵はパープルでした。
これをどのように調整して修正していったかが参考になれば幸いです。

撮って出しの色味

これをMonetでカラーグレーディングしていくと

Moentでカラーグレーディング

真っ青になりました。
今回のカラーグレーディングの目的は、なるべくパープルから色がズレないように抑えつつも、人物やお洋服が映えるような色作りをすることです。(人物の写真は諸事情で公開できず申し訳ないです)
ですが、、ズレてますね。かなり。

これをDaVinci内で修正するとこんな感じ。

修正後

全体の色味はほとんどそのまま、パープルの色味だけ撮って出しの色味に修正しました。

ここからは、どのような点に工夫してMonetでカラーグレーディングを行い、実際にどうやって修正したのか解説していきます。

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