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「相手に伝える表現講座」参加者が感想をくれました!|IKTの保護者・ちかこさん

8月25日に、IMPRO KIDS TOKYO(以下、IKT)の協力会社であるフィアレスの公開研修に、IKTの保護者であるちかこさんが参加してくれました。ちかこさんがその時の感想を言葉にしてくれたので、皆様にもご紹介です!

8月25日、まいきーともりじゅん主催の講座に出席しました。
②その表現で相手に伝わっている?
③その表現で相手は変われる?
の2つに参加しました。

私が講座に参加した理由は
家族との対話(夫と息子と義父義母がいます)、母親として学校や子供のコミュニティを探す場面などでの対話が今私のメインです。
うまく伝わらない場面や、伝えたいけれどどこまで話していいのかなと感じることが沢山あり、演劇的手法で考えるという新しい術を自分の引き出しに入れたいと思ったからです。

実際に参加してみて、すごく面白かったのが、
私の義父はよくおにぎりを食べるか?とすすめてくるのですが、大体食事中なのでいらないんです。それを、断るんだけど全く伝わらなくて、だんだんおにぎりが近づいてくるんです。「おにぎり」「いりません」のわかりやすいワードを使っているのに、なんでこんなに伝わらないんだ!おにぎり目の前にきちゃった!!と思っていたのですが、
関係性や環境で伝え方や示せる態度も限られてくることがよく分かりました。

📝補足メモ
研修では「どうしてこの研修に参加したのか」をシェアした時に出てきた具体的な事例を使って試してみる時間がありました。

ちかこさんからは、
義父「おにぎりいるか?」
ちかこさん「いらないですよ」
義父「梅としゃけどっちがいい?」
ちかこさん「ご飯中なので大丈夫です」
義父「ここ(ちかこさんの目の前)置いておくな」
となってしまった事例をもらいました。

そこで、伝えることを変えてみるということを一つ得ることができました。おにぎりいりません。が伝わらないなら、おにぎりを手放させる。
直接的なことを言うだけが方法ではないんだなということを学びました。それを、座学ではなくて実際に演劇として体験できるのがまたとても面白かったです。

📝補足メモ
研修では、演劇の考え方に基づいていろんなパターンを試しました。

▼例えば
『セリフは相手の行動を変えるためにある』
おじいちゃんの行動をどう変えたいのか?→おにぎりを手放して欲しい→「おにぎりはキッチンに置いておいてください」と言ったら変わった。
『関係性でセリフや態度が変わる』
おにぎりを持ってきたのが実の父だったら?→もっとはっきり言えた。
『環境でセリフや態度が変わる』
おじいちゃんと2人ではなく、他の家族がいたらどうなる?→夫や息子にバトンタッチできた。

これらは、”理論”ではなく、実際に動いてみて発見をしていきました。

おじいちゃんからのおにぎり、今度はうまく断ることができたり、または私自身がおにぎりを受け取った上で変化を受け入れられる時が、きっとくるだろうなと思いました。

他にも、特色•感情•ストーリーというものは、ゲーム感覚で夫婦や親子間、友人間でも自分の経験したことのフィードバックができるなと感じました。本当に学ぶことが盛りだくさんの6時間でした。

📝補足メモ
特色•感情•ストーリーー:インプロゲームの一つ
話し手と聞き手に分かれて行う。話し手には実際にあったエピソードを話してもらいながら、聞き手が「特色•感情•ストーリー」の3つのうちどれかを選び投げかけることで、エピソードを掘り下げていく。

私の説明だけでは足りないくらいの沢山の体験がまだまだできます。インプロが好きな人であればより楽しめるし、恥ずかしくても大丈夫。講師の2人はどんな自分も受け止めてくれます。

最後に、今回の体験ですごく感じたのは、子供は本当にすごいということ。大人になると、周りを気にするのは自然なことだというのもわかって、だとすると、ところかまわず歌が歌えてしまう我が息子は、紛れもない宝物なんだなと思わせてくれました。新しい視点で、改めて素晴らしい気づきをくれたフィアレスの皆さん、ありがとうございました!

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フィアレスとIKTでは、一般の方も参加できる公開研修や、IKTの活動の中で生まれた答えのない問いを一緒に考えるイベントなどを定期的に行っています。

次回は2023年9月18日(祝・月)
ぜひお越しください!


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