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【かえつ有明中・高等学校】学校訪問ワークショップ:インタビュー編

IMPRO KIDS TOKYOでは、学校訪問ワークショップ(以下、WS)も行っております。2020年9月5日に実施した、かえつ有明高等学校での事例を紹介しながら、どのようにWSが作られているのかについてご説明します。

インプロWSのクラス実施を検討されている先生方の一助になれば幸いです。

▼ワーク前の打ち合わせ・ワーク内容を知りたい方はこちら!

今回の記事ではIKTのワークを2年前から学校のプログラムに取り入れてくださっている理沙先生に手続き話を伺いました。

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Q.インプロをやってみたいと思ったきっかけは?
A.きっかけは教員向けワークショップでの出会い・他の高校での取り組みを知って

かこ:
改めて今日はありがとうございました。まず、最初に、どうしてIKTを呼んでいただいたのか教えてください。

りさ:
以前、先生向けに行っているインプロのWSに参加しました。そこでIMPRO KIDS TOKYOの代表のりなさんと知り合い、うちの学校でもインプロをやってみたいと思い声をかけさせて頂いたのがきっかけです。

かこ:
そもそも、どうしてインプロWSにこようとおもったんですか?

りさ:
既に海城高校で行われているのを知っていて、認知が高まっていたインプロに以前から興味があったからです。やってみたいけど自分だけだと出来ないと思い、一度体験してみることにしました。

Q.予算はどこから?
A.教科費用や学年費用から

かこ:
謝礼をいただいていますが、どこから出ているんですか?(差し支えない範囲で教えてください・・・!)

りさ:
今回の謝礼は教科ごとにある予算から出しています。かえつ有明ではサイエンス科・プロジェクト科というオリジナル教科があり、そちらの教科活動の一環で実施しました。以前に学年活動の一環でいらしていただいた際には、学年の副教材の予算から出したこともありました。

Q.2学期にインプロワークショップを実施した理由は?
A.1学期の学びを復習・身体化するため

かこ:
今回、高1の二学期に実施させていただきましたが、この時期に呼んで頂いた理由はありますか?

りさ:
大きく理由は2つあります。
1つめは、1学期に学んだコミュニケーションの内容を復習してほしいからです。
高校1年生の1学期は、中学からの内部生と新しく入ってきた外部生たちが一緒になりたてで、仲良くなるために、私たち教師でコミュニケーションについてのレクチャーを行っています。そして、二学期には今回のように外部からの刺激で、1学期に学んだ内容を身体を通じて再確認をし、教師以外の大人も同じような大事なことを言ってるんだなあと感じてもらいたいんです。

2つ目は、揉め事が起きた時に立ち返りやすい状況をつくりたいからです。
1学期はとにかく仲良くなることを意識して色々行うんですけど、二学期になると、体育祭や文化祭のような「揉めコンテンツ」が出てくることによって、1学期で作り上げたものが一度壊されていくんですね。そういう局面で、インプロ で学んだ「NO」を言うことだったり、「もう一回!」をすることを身体で覚えていると、「揉め」を乗り越えた時にすごく熟成したクラスになるんですよね。そういう意味でインプロがクラスにとって大事なところに立ち帰れるポイントになったらいいなと思います。

Q.インプロだからできることって何だと思いますか?
A.インプロの特徴は楽しさと身体性

りな:
かえつ有明高校では、インプロの他にも様々な取り組みを行っていますが、その中でもインプロだからできることってなんだと思いますか?

りさ:
インプロって非日常感があるなと思います。なので、日常の振り返りをワークの中で行えるのは、他にはないインプロの特徴なのかなと思います。
もう1つは、身体性が高いことですね。ワークを行いながら身体で学んでいくのはインプロならではなのかなと思います。
あとは、とにかく楽しいということです。内容を「楽しい」って記憶とリンクして覚えられるのってすごくいいなと思います。

Q.インプロをおすすめするクラスは?
A.すべてのクラス

りな:
他の学校でインプロ やるなら、こんなクラスにオススメ!ってありますか?

りさ:
ん〜楽しいからどのクラスもやったらいいじゃんって思います(笑)
日本って自分を表現することに抵抗を感じる学校文化があると思っています。なので、とにかく楽しいしみんなやってみたらいいじゃんと思いますね。
本当は、中学生にも体験させてあげたくて、このぐらいの年代って、思春期なので無理してカッコつけちゃったりすると思うんですけど、「表現する」ことや「そのままでいいんだよ」ってことをインプロ を通して伝えるのもいいなと思います。
あとは、対話を大事にしているクラスですね。インプロを経験することは、はコミュニケーションの必要なスキルに繋がってくると思います。コミュニケーションがないクラスなんてないので。

Q.インプロを学校に持ち込んでみたい先生へアドバイスをお願いします!
A.先生1人でやるより先生2人以上で誘致する

りな:
インプロを学校に持ち込んでみたいと思ったファーストペンギン先生へのアドバイスがあったら教えてください!
※ファーストペンギンとは最初に新しいことに飛び込んでみる人のこと

りさ:
まずは、自分が体験するといいのかなと思います。私も初めはそうだったのですが、体験してみて楽しいけど、自分1人じゃ自信がなくて、「うまくできなかったらどうしよう」って不安でした。そんな時は、1人でやろうとせずに、仲間と一緒にやってみるといいと思います。自分はミュージカル部の先生と一度、一緒にやってみました。自分でインプット→仲間とやってみる→外部から呼ぶができたらいいのかなと思います。

りな:
よく、インプロをクラスや学年単位でやりたいけど、他の先生方に上手く説明できないという相談があります。伝え方の工夫ってありますか?

りさ:
私は、職員会議などで提案する形ではなかったんですけど、もしするなら、インプロについて書かれている記事などの資料があるといいと思います。

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りさ先生、ご協力ありがとうございました!

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