「電流」の真実を知ろう
毎日お疲れ様です。
電流の真実って?
電気が流れてるのが電流でしょ?
そうですね、正解です😊
では、ここに乾電池とスイッチと電球を電線でつないだ回路があります。
ご存じの通り、電池にはプラス(+)とマイナス(-)の「極性」があります。
さて、スイッチを入れると、電流はどう流れると思いますか?
①プラス(+)極からマイナス(-)極に流れる
②マイナス(-)極からプラス(+)極に流れる
正解は、
①ですね。プラス→マイナスの方向に電流は流れます。
ところで、私の別の記事『「電気」って何なの?』で、自由電子が移動する事で電気が流れると説明しました。
この回路も電流が流れている時、「自由電子」は電線(だいたい銅でできています)の中を移動している訳ですが、どの方向に移動しているでしょうか?
①プラス→マイナスに移動する
②マイナス→プラスに移動する
正解は、
②のマイナス→プラスに移動します。
はい、電流が流れる方向と、電子が移動する方向は逆になります。
え、何でかって?
それは、
昔の偉い学者さんが
「電流はプラスからマイナスに流れる」(`・ω・´)キリッ
と決めてしまったからなんです😅
電流を決めたとき、その頃はまだ、実際に何が流れているか(移動しているのか)わかっていなかったんです。
電流の流れる方向を決めた数十年後に、電子(自由電子)が発見され逆方向に移動している事がわかったんです。
学者さん 「マジ?、俺やらかした!?」((((;゚Д゚)))))))
という訳なんです。(すみません、やらかしたは言い過ぎでした🙏この学者さんは凄い方です。)
全ての物質は、電子と原子核でできていて、
電子はマイナスの電荷を持ち、
原子核はプラスの電荷を持っています。
ちなみに、普段はプラスとマイナスの電荷の量は等しく安定しています。
たとえば、一つの原子に電子が5個あったら、原子核には、電子5個分のマイナスの電荷と等しい量のプラスの電荷を持っています。
電流の向きに合わせると、プラスからマイナスへ移動するということは、原子核が移動しないといけなくなります。
しかし、現実には原子核は電子に比べて重たいのでほとんど移動しませんでした。
という訳で、まとめますと、
電流の真実とは、
私達がプラスからマイナスに何かがが流れていると思っていたのに、実際には
「電子がマイナスからプラスに移動していた」
ということでした。
でも、電子が発見されるまでの間に、「電流はプラスからマイナスへ流れる」と、世間に広まってしまったので、
ま、いっかー(´∀`*)
ということでそのままになっています😅
また、ちょっとややこしいですが、マイナスが移動するということは、相対的に考えれば、プラスが逆方向に移動しているとも考えられるので、
「電流」は、プラスからマイナスに流れる
で間違いではありませんのでご安心を😊
図で説明するとこんな感じ。
人がマイナスの電荷を持った電子で、
空席がプラスの電荷を持った原子核とします。
人が左側の空いてる席に移動します。
もう一人も左側に移動しました。
あら不思議、空席は右へ移動して見えますね?
マイナスが左へ移動したら、プラスは右へ移動すると、そんな風に考えてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました😊
※本内容は、私が調べて私なりの解釈で出来るだけ分かりやすい表現で記事にしています。ですので、多少歪曲された説明になっている可能性がありますので、参考程度に受け取ってくださいね😊
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