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その息抜きが人生を奪う…“3S”に潜む罠を知っていますか?
「収入アップのために副業や資格取得を頑張ろう」
と思っていても、ついつい時間を取られてしまう
“何か”がありませんか?
その“何か”は実は、戦後のGHQ占領政策の一つとされる
「3S」に起因しているかもしれません。
3Sとは一般的に
Screen(映像)
Sports(スポーツ観戦)
Sex(性娯楽) などを指し
人々を“気晴らし”に没頭させることで
政治や社会の課題に目を向けなくさせる
目的があったと言われています。
もちろん、スポーツがすべて悪いわけではありません。
自分の健康のための運動はむしろ必要です。
しかし、3Sに「ただ没頭する」状態が続くと
気づけば時間もお金も奪われ
自分の人生を変えるための行動や学習が
後回しになってしまうのです。
ここでは、3Sがなぜ問題視されるのか
そしてどうすれば副業や資格取得など
自分の可能性を伸ばすアクションを
優先できるのかを考えていきます。
1.3Sは戦後のGHQ占領政策の一環だった?
(1) 3S(Screen・Sports・Sex)の狙い
第二次世界大戦後
GHQ(連合国軍総司令部)は日本を占領し
民主化と再建を進める中で様々な政策を行いました。
その一つに挙げられるのが「3S政策」と呼ばれるものです。
・Screen(映像):
映画やテレビ、娯楽番組など
・Sports(スポーツ観戦):
野球、サッカー、大相撲、その他プロスポーツを楽しむ時間
・Sex(性娯楽):
性的な娯楽や消費文化
これらに人々の興味を集中させることで
社会や政治への不満・関心を和らげる
狙いがあったとされています。
本当かどうかは諸説ありますが
「娯楽に没頭していれば
自分の生活や社会への疑問を深く考えなくなる」
というのは歴史の教訓としても見られる傾向です。
(2) 現代は3Sが“当たり前”になっている
生まれた時からテレビやインターネット
スポーツ観戦が当たり前の世代にとって
3Sはもはや空気のように存在しています。
SNSを開けば動画やゲームが溢れ
週末にはテレビでスポーツ中継を観戦し
街には多種多様な刺激的コンテンツが並ぶ
――そんな日常に慣れきっていると
自分の時間の使い方を客観的に見直す機会は減りがちです。
2.3Sに“没頭”するデメリット
(1) 時間が奪われる
Screen・Sports・Sexはいずれも“終わりがない”娯楽です。
面白ければずっと続けられるし
嫌でも広告や関連情報が次から次へと目に飛び込んできます。
結果として気づけば数時間経過し
「副業の勉強をするつもりが、ネット動画を見て一日終わった…」ということが頻繁に起こりかねません。
(2) お金が奪われる
テレビ観戦そのものは無料かもしれませんが
スポーツ関連のグッズやイベント
飲み会、そして映像コンテンツの有料チャンネルなど
娯楽は際限なくお金を吸い取る仕組みになっています。
性娯楽に関しても、お金をかけ始めるとキリがありません。
こうして少しずつ使った金額を合計すると
副業で稼いだ分以上に消費してしまう可能性もあるでしょう。
(3) 思考力・学習意欲が低下しやすい
3Sに没頭している間は
脳を酷使する“学習モード”にはないため
普段よりも思考力が低下しやすい側面があります。
リラックスや息抜きであれば問題ないのですが
長時間の娯楽漬けは学習のスイッチを入れる妨げになります。
3.会社員が副業や資格取得にチャレンジするなら“やらないこと”を決める
(1) 自分の将来を変えたいなら時間の優先順位を明確に
会社員として働いていても
現状に不安を感じる人は多いでしょう。
「給料がいつまで上がるか分からない」
「終身雇用はもう期待できない」など。
そこで副業や資格取得を通じて
収入アップやキャリア形成を目指す場合
大切なのは「何をやるか」以上に
「何をやらないか」を決めることです。
◆例
平日は帰宅後の1時間は絶対にTV・ゲーム・SNSを見ない
週末のスポーツ観戦は月1回までに制限し、その分を勉強に充てる
性的な娯楽への出費を極限までカットし、そのお金を自己投資に回す
(2) 運動はすべきだが“スポーツ観戦”は要注意
3Sの中でSports(スポーツ)は健康維持に役立つ
と感じる人もいるかもしれません。
しかし、本来推奨すべきは“運動”であって
“スポーツを観る”ではありません。
観戦やメディア漬けによって生まれるのは興奮や快感であり
身体の健康づくりには直結しません。
むしろ身体を動かす運動を取り入れるほうが
ストレス解消や健康に大きく寄与するでしょう。
4.3Sを制限して、人生に“空白”を作る
(1) 空白時間が生まれるからこそ副業や勉強が進む
3Sの何かを制限すると
最初は物足りなさや寂しさを感じるかもしれません。
しかし、その分“時間の空白”が生まれます。
ここで大事なのは
その空白を無理に埋めようとせず
自分の本来の目標に向かう作業に充てることです。
◆例
副業のリサーチや商品登録に時間を使う
資格取得のための学習や問題演習
読書やアウトプットなど、“考える”ことを意識する時間
(2) 3Sを完全に排除する必要はない
もちろん、娯楽がすべて悪いわけではありません。
息抜きやインスピレーション源として役立つことも多々あります。
ただし、目標達成が遠のくほどのめり込むのは危険です。
「3Sを完全に楽しむのは、目標に近づくご褒美」
「1日のうち30分まで」など
適度なルールを定めて上手にコントロールすれば
バランスの取れた生活を送ることができます。
5.まとめ
3Sに支配されず、意図的に“やらないこと”を決めよう
会社員としての収入だけでは不安な時代だからこそ
副業や資格取得を通じた
スキルアップ・キャリアアップを目指す人は増えています。
しかし、いくら意欲を持っていても
3Sに日常的に時間とお金を奪われていると
結果として何も進まない状況に陥りがちです。
3Sが当たり前にある社会で生きる私たちにとって
「やらないことを決める」というのは
自分の将来を守るための大切な戦略と言えるでしょう。
「毎日忙しくて時間がない」
「副業を始めたいけれど全然勉強が進まない」と感じるなら
一度3Sの消費状況を振り返ってみてください。
そこに潰れている時間とお金を
少しだけでもコントロールすることで
将来の自分を大きく支える新たな一歩を踏み出せるはずです。
今回も長文をお読みいただきありがとうございました!
ラック