インプラントオールオン4のデメリットは?
インプラントオールオン4のデメリットは?
インプラントオールオン4は、従来のインプラント治療と比べて、以下のようなメリットがあります。
体への負担が少ない:インプラント体の埋入本数が少なく、即日装着が可能なため、治療期間や回数が短く済みます。また、インプラント体を斜めに埋入することで、顎の骨の厚みが少ない方でも治療ができます。
強く噛むことができる:インプラント体で義歯をしっかりと固定することで、自分の歯のような噛み心地を実現します。固い食べ物やよく噛む必要のある食べ物でも、安心して食事を楽しめます。
歯並びが綺麗に見える:全ての歯を上部構造に変更するため、理想的な歯並びや色に調整することができます。天然歯と人工歯が隣接しないため、違和感も少なくなります。
顎の骨への影響も少なく若々しさを保てる:インプラント体を直接顎の骨に打ち込むため、毎日しっかり噛むことが顎への刺激になり、顎骨の吸収・変形を抑えることができます。フェイスラインの変形も抑制され、顔全体の印象を若々しく保つことができます。
しかし、インプラントオールオン4には、以下のようなデメリットもあります。
インプラントオールオン4のデメリット
外科手術が必要になる:インプラントオールオン4は、歯茎を切開し、顎の骨にドリルで穴をあけてインプラント体を埋入する外科手術です。そのため、一般的な外科手術と同様に、リスクや副作用があります。全身状態に心配がある方や、血液凝固異常や感染症などの病気を持っている方は、治療ができない場合があります。
保険適用外で治療費が高い:インプラントオールオン4は、保険適用外の治療です。すべてが実費負担となりますので、保険適用可能な治療法と比較すると非常に高額です。一般的には、上下の顎の骨どちらかの治療だけでも200万円前後はかかると言われています。また、治療後もメンテナンス費用やトラブルが発生した場合の費用もかかります。
残りの歯の抜歯が必要:インプラントオールオン4は、総入れ歯のような形状の義歯を装着する治療法です。自分の歯が残っている状態では、インプラントオールオン4の治療を適用できません。インプラントオールオン4を適用したいのであれば、残っている歯が健康であってもすべて抜歯する必要があります。抜歯は痛みや出血、感染などのリスクがありますし、健康な歯を失うことに抵抗がある方もいるでしょう。
治療可能な歯科医院が限られる:インプラントオールオン4は、少ない本数のインプラント体でしっかりと12本の義歯を支える必要があるため、手術には高い技術が必要です。インプラント治療は扱っていても、技術や設備的な問題でインプラントオールオン4の治療に対応していない歯科医院も少なくありません。治療を受けたい方は、まず通える範囲でインプラントオールオン4の治療に対応できる歯科医院があるかを検討する必要があります。
以上が、インプラントオールオン4のメリットとデメリットになります。インプラントオールオン4は、多くの歯を失ってしまった方にとって、噛む機能や見た目を回復するための有効な治療法ですが、費用や手術などのデメリットもあります。治療を受ける前には、歯科医師と相談し、メリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
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