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インプラントで犬歯の治療はできますか?


インプラントによる犬歯の治療

犬歯を失った場合、インプラント治療で欠損部分を再建することができます。インプラントは根のない入れ歯とは違い、口の中に人工の歯根を設置する治療法です。

犬歯は審美上も機能上も重要な歯です。インプラントにより自然な笑顔を取り戻すことができます。

犬歯インプラントのメリット

犬歯にインプラントを選択するメリットは以下の通りです。

  • 自然な笑顔を取り戻せる

  • 噛み心地が本物の歯に近い

  • 口腔内の機能改善が期待できる

  • インプラントの長期生存率が高い

  • 顎の骨量減少を防げる

  • 審美的な捺印(くぼみ)ができる

インプラントは根があるので噛む力が本来の歯と同じように働き、審美性や機能回復に優れています。

犬歯インプラントの失敗リスク

一方で犬歯へのインプラントも失敗するリスクがあります。

  • 骨量が不足している場合

  • インプラントの角度が不適切な場合

  • 喫煙など生活習慣に問題がある場合

  • 口腔内の清潔保持が悪い場合

  • 全身疾患や薬の影響で治癒が悪い場合

犬歯部は骨量が少ない部位のため、失敗リスクは高い部類に入ります。リスクを減らすための対策が必要不可欠です。

犬歯のインプラントの成功率

厚生労働省の調査によると、インプラントの5年生存率は95.4%です。インプラント治療の成功率は高いと言えます。

ただし、部位によって生存率に違いがでます。犬歯部は比較的生存率が低く、90%程度との報告が多数を占めています。骨量不足など解剖学的な問題が影響していると考えられます。

インプラント手術の失敗要因を避ける対策を行うことで、犬歯でも長期生存できる確率は高められます。

犬歯インプラントの検査

犬歯インプラントを受けるにあたり、以下の検査が行われます。

パノラマX線検査:全顎の骨の状態を確認
CT検査:インプラント部位の骨量と質を三次元的に確認
全身状態検査:採血や心電図などの健康診断

特に骨量の確認がインプラント治療の成否を大きく左右します。犬歯部は比較的骨量が少ないので注意が必要です。

犬歯インプラントの手術方法

代表的な手術方法としては、一期的手術と二期的手術の2種類があります。

一期的手術はインプラント体の埋入と上部構造の装着を同時に行う方法です。

二期的手術は、最初にインプラント体のみを埋入し、治癒後に上部構造を取り付ける方法です。

いずれの方法も犬歯部では骨量不足のリスクが高いため、骨増成術を併用する場合が多くなります。

犬歯インプラントの骨増成術

骨量の不足する症例では、インプラント手術と併用して骨増成術が行われます。代表的な方法は以下の通りです。自家骨や人工骨を用いて骨量を確保することで、インプラント治療が可能となります。

犬歯インプラントの費用

標準的な費用の目安は以下の通りです。

  • インプラント体:20~25万円

  • アバットメント:5万円

  • 手術料:10~15万円

  • 被せ物:10~30万円

合計で40~60万円程度が一般的です。犬歯部の骨量不足対策など特殊な治療が加わる場合は、さらに費用が増える可能性があります。

犬歯インプラントの予後

インプラント治療の長期生存率を左右するのは、良好な口腔内環境の維持です。毎日のブラッシング、定期的なメンテナンスが欠かせません。

各種研究から、5年生存率は約95%、10年生存率は約80%程度と報告されています。ただし、部位による差があるため、犬歯部はこのよりやや低い生存率になると考えられます。

適切な検査と手術、そして術後のメンテナンスを行えば、犬歯のインプラントも長期にわたり利用可能です。インプラント治療のメリットを長く享受することができるでしょう。

実際の術式や費用については担当の歯科医師と相談しましょう。


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