インプラントオールオン4で抜歯は必要ですか?
インプラントオールオン4で抜歯は必要ですか?
インプラントオールオン4とは、歯がすべてない・ほとんど残っていない人におすすめのインプラント治療法の一つです。
最小で4〜6本のインプラント体に対して片あご全体の義歯を取り付けることで、噛む機能や美観を回復することが可能です。抜歯からインプラント埋入、仮歯の装着までたった1日で終わるので、患者の方の負担も少なく済みます。
インプラントオールオン4の抜歯の必要性について、詳しく見ていきましょう。
インプラントオールオン4で抜歯は必要ですか?
インプラントオールオン4で抜歯は必要なのでしょうか?
答えは、必要です。
オールオン4は、上の歯または下の歯に1本でも天然の歯が残っている場合、それを抜かなければならない治療法です。オールオン4は上の歯、または下の歯がすべてない患者さん向けの治療法なのです。
よって、歯が数本残っている方がオールオン4を入れる場合、残りの歯を抜く必要があります。
しかし、抜歯をすることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。そこで、抜歯をするメリットとデメリットについて、以下のように説明します。
インプラントオールオン4で抜歯をするメリット
インプラントの埋入位置を自由に選べる:オールオン4では、インプラント体を埋入する位置を、顎の骨の厚みや強度に応じて最適な場所に選ぶことができます。しかし、残っている歯があると、その歯の位置によってインプラント体の埋入位置が制限される可能性があります。抜歯をすることで、インプラント体の埋入位置を自由に選べるようになり、より安定した固定が期待できます。
歯周病や虫歯のリスクを減らせる:残っている歯が健康であっても、歯周病や虫歯にかかる可能性はゼロではありません。歯周病や虫歯が進行すると、インプラント体の周囲の骨や歯茎にも影響を及ぼし、インプラントの寿命を縮める原因になります。抜歯をすることで、歯周病や虫歯のリスクを減らせるとともに、インプラントの長期的な安定性を高めることができます。
インプラントオールオン4で抜歯をするデメリット
抜歯による痛みや腫れがある:抜歯は外科手術の一種です。そのため、抜歯後には痛みや腫れが生じることがあります。抜歯の痛みや腫れは、通常数日で治まりますが、個人差があります。
また、抜歯後には、抜歯した部分の傷口が感染しないように、清潔に保つ必要があります。抜歯による痛みや腫れ、感染予防のためのケアは、抜歯をするデメリットと言えます。
抜歯による精神的なストレスがある:抜歯は、歯を失うことになるので、精神的なストレスがかかることがあります。特に、残っている歯が健康であっても抜歯しなければならない場合は、抜歯に対する抵抗感や不安感が強くなることがあります。抜歯による精神的なストレスは、抜歯をするデメリットと言えます。
以上のように、抜歯をすることにはメリットとデメリットがあります。オールオン4の治療を受けるかどうかは、患者様のご判断になりますが、抜歯に関するメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、ご決断いただきたいと思います
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