もりやまキャリアチャレンジ Mentor's Review#3
こんにちは。
もりやまキャリアチャレンジ大学生メンターの岸本俊輝です。
立命館大学理工学部4回生 / EDGE+R学生スタッフ をしていて、理系大学生でイノベーションなどの視点を持って実際に活動し、2019年から立命館守山高校の一部のプログラムで大学生メンターをすでにしていたこともあって、本プログラムに関わることになりました。
このnoteでは、12月6日から約2ヶ月間高校生の伴走をしてきた、これまでのもりやまキャリアチャレンジの振り返りをしていきたいと思います。
まず、このプログラムは「起業家の集まるまち守山」となるモデルとして実施していくためのものだと聞いていました。そして、ただ単に「守山市で高校生がピッチした。」で終わらせるのではなく、大学生が周りにいても普通に戦えるレベルにまで、起業できるぐらいまで導く必要があると聞いて僕は「大変だなぁ」と思って、カレンダーを何度も見返したことを覚えています。
僕が担当になった2チームは以下の通りです。
・立命館守山高校1年生の3名で構成されている「+Fホープ」
・立命館守山高校2年生と光泉カトリック高校1年生の計3名で構成されている「ハレルヤ」
上記の通り、高校1年生だけのチームや混合チームだということもあって、そもそも論このプログラムをやり切るには人間関係が大切だと思い、メンターとして意識していたことは3つあります。
・話しやすい・相手をリスペクトし続けられる環境づくり
・自分のキャリアも考えた上で、手段としての起業がある
・プログラムを通じて、自ら成長を実感してほしい
12月6日|第1回 オリエンテーション
このオリエンテーションでは、大学生メンターの杉山さんや藤井さんが見本のピッチを行い、高校生らの最終目標をイメージしやすくしていました。ここから全てが始まるのですが、人間関係が全く構築されていない中で話し合うと遠慮や忖度ばかりで何も進みません。対話や雑談から生まれるアイデアの可能性を僕は信じているので、話やすい・相手をリスペクトし続けられる環境づくりを意識していました。そして、アイデア出しを行いやすくすることで、軸がブレずに進めれることを期待していました。
12月27日|中間発表
+Fホープはすでに持ち込みのアイデアが決まっていたので、より良いものにするため具体案を出せるように情報収集と分析を徹底し、イメージ動画もはその後に作れるようにと参考を送り情報共有をしていました。中間発表でも山下先生からその点を指摘されていたので、明確にやることが決まりあとは本番までとにかく具体的にしていく作業でした。
ハレルヤに関してはなかなか方針が決まらず、手段をカフェにするのか?アプリにするのかの議論でカフェになったことを覚えています。中間発表までにはサービス内容を詰めれずに、発表となっていたため、たくさん指摘いただいていました。この時、周りとの差を感じて、ストレスフルになっていたメンバーの顔を見た時の危機感は忘れません。
そこからしばらくして、+Fホープは独自で進み。ハレルヤの2名が他のビジネスコンテストやテストが重なりより一層疲弊していたので、僕は心理的安全性をみんなに与えてチームとして維持していくためのハブとなっていました。この時の距離感が結構大変でしたが、何もない状態から、もがきながらとにかくプレゼン資料からのアイデアをブラッシュアップをずっと繰り返し続けて、具体的なアイデアにするべく試行錯誤し続けていたその努力は凄かったと思っています。(それぞれが弱音吐いたり、辞めたいと行っていた時でもみんなの支えになれるようにとそれとなく工夫し続けました。)
1月24日|最終発表「びわ湖ピッチ」
最終的にサービス内容を他のチームに比べると具体的に詰めれたかと言われれば、そこまでではなかったことは否めません。それぐらいとにかく周りのレベルが高かったと思っています。僕的には、最終発表に挑んでいたチームの姿に感動して泣きそうでした。(運営でやることが多くて、泣く暇なかったのでちょうど良かったです。)
終わってからの話ですが、夜になったら自然と涙が出続けたことは良い思い出です。
さいごに
+Fホープとハレルヤのみんなは、今回のプログラムで多くの人と出会い、たくさんのスキルを得たと思っています。それぞれが成長を実感し、新たなステップへと歩み始めたみんなにエールを送りたいです。
最後に一言余計ですが、僕もただメンターしているだけではなく純粋にプレイヤーとして最前線で戦っているのでどこかで混じり合うことができたらと思っています。