#013 コーチングを会社に広めたい
こんにちは。Wacchiです。
私は長年、企業研究者として働いてきました
その中で感じたのは、企業研究者が抱える悩みは、
目標の見失い、コミュニケーション面での課題、プレッシャーと孤独感、時間とリソースの制約、研究と事業化のバランスなど、多岐にわたるということです。
特に、コミュニケーションやキャリアの方向性についての迷いが多く
これが仕事の効率や成果に影響を与えることも少なくありません。
そのような環境下で仕事をしていく中で私は
以下の記事でも書いたように
自分が好きで得意な話を聴くことを活かすためにコーチングを学びました。
そしてそれが企業研究者(に限らずですが)の悩みの解決に活かせると感じ、これを広めていきたいと考え始めました。
今回は私が会社の中でコーチングを広めていく活動をしていく中で感じたこと、行ってきたことについて書いてみたいと思います。
会社で行われるコーチング研修
最近では「コーチング」というワード自体が広がってきているので
会社でもコーチング研修が提供されるようになってきました
会社で行われるコーチング研修では
まずコーチングの基本的なスキルを学びます
これには、
効果的な質問の仕方
アクティブリスニング(積極的に聞く技術)
フィードバックの方法などが含まれます。
しかし、コーチングにおいてはスキルだけでは不十分です
コーチとしての態度や心構えも非常に重要です
特に、コーチとクライアント(コーチングを受ける側)との間に信頼関係を築くことが最も大切です
しかし、1〜2日の研修ではスキルを学ぶところまでで終わってしまい
肝心のコーチの態度や心構えまでは
身に付けることが出来ないことがほとんどです
その結果として
研修で学んだコーチングスキルだけを持ち帰り
職場で振り回す上司が増えてしまい
「コーチングなんて大した効果がないじゃないか」(上司目線)
「何か最近上司が質問ばかりしてきて大変なんだけど・・・」(部下目線)
という結末を迎えてしまうことが多いと感じています。
上司部下だとコーチングは機能しにくい
スキルだけではなく、コーチとしての態度や心構えも大事
と書きましたが
そもそも上司と部下の関係では
コーチングがうまく機能しにくい場合があります
上司は部下を評価する立場にあります
上司の評価が絡むことで、部下は本音を言いにくくなるかもしれません
あまり話してくれない部下に対して、上司は打開しようとさらにスキルを振り回そうとするかもしれません
(例えば、効果的でない質問をし続けるなど)
すると更に部下との間に溝ができてしまいます
まさに悪循環です
信頼関係が重要なコーチングにとって致命的な状況に陥ってしまいます
私自身は当時研究テーマのリーダーとして数人の部下がいる状態でしたので
もちろんコーチングで学んだことを現場に活かそうと少しずつ実践はしていましたが
ここまで記載したような危険性は十分に理解していたので
別のアプローチを取ってみることにしました。
私が選んだアプローチと得られた結果
それは「斜め下の若手のサポート」をすることです
直接の上司ー部下での関係構築の難易度が高いのであれば、
隣(または近く)の部署の若手のサポートであれば、評価をする対象でもないので、グッと難易度は下がります
他の部署の若手で興味がありそうな人に声をかけ、 コーチングセッションの提供を始めました
想定していた通り、より本音で話してくれる場を作ることができ、コーチングが機能するような関係性の構築ができたと思います
この活動を進めていく中でコーチングを提供した若手のみならず、私自身も多くのことを得られました。以下にその一部をまとめます。
[若手が得られたこと]
悩んでいることを吐き出す機会ができて気持ちに余裕ができた
一人で考えていると壁と感じていたことも
コーチと一緒に考えることで突破口が見えたその結果として、次々と大きな挑戦を続けて成長していった
[自分自身が得られたこと]
頑張っている若手から多くの刺激をもらうことができた
若手の悩みを聴きながら同時に自分自身の当時の悩みも振り返ることができた
コーチとしての経験を積むことができた
お互いに刺激を与え合いながら成長していくことができる
それもコーチングの大きな利点ではないかと私は思います。
まとめ:更に活動を広げていくために・・・
自己紹介ページにも記載していますが、
私は、15年間は企業研究者として、
現在はDX推進の担当者として
の役割がメインですので、
決して人事部門に属しているわけではありません。
ここまで記載してきた活動も、
まずは自分の半径5mを如何に良い環境にするか?
という観点で自分の身の回りから徐々に広げていくようなことを心がけてきました。
直接的に会社内にコーチングを広めるためには
コーチング担当者として専属の役割を得るなどして
積極的に社内研修をしていく
という道も考えられなくもないとは思いますが
現場に身を置いて
身の回りから地道にコーチングを広げていく
ようなやり方の方が
実例をもとに経験を語ることができるようになりますし
時間はかかれども周囲への定着度合いは高くなるように感じています。
このような地道な活動に加え、
最近では、自己紹介の際にもコーチングというワードを積極的に口に出すようにしているおかげで、
人事部の方にも認知されるようになってきました
まだまだ道半ばではありますが、
着実に社内にコーチング文化を根付かせていけたらと思います。
このnoteでは、 「人生を楽しく自由に生きる」をテーマに 様々な角度から記事を書いています
サイトマップになっているので自己紹介のページもぜひご覧ください!
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