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#R001 早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法

私がこれまでに読んだ本を紹介するマガジンを作成しました

実生活で生じた課題や悩みなどを解決するために
本から学んだことを紹介していきます
何かの参考になれば嬉しいです

記念すべき(?)1回目は
そもそもの本の読み方について学ぶことができた1冊をご紹介します


今回の本から学べたこと


皆さんは本を読むとき、どんな目的を持っていますか?

私は本を読む前に問いを立て
その問いに答えを見つけることを目指して読んでいきます

元々そういった読み方をしていたわけではなく
今回紹介する
浅田すぐるさんの
『早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法』
という本で学んだことを実践しています

(ちなみに、本書にはタイトルにある通り、紙1枚でまとめる具体的な方法も書いてありますが、こちらの記事では紹介しませんので、興味ある方はぜひ読んで実践してみてください)


この本を読む前に、私は次の問いを立てました

タイトルにも書いてある
「思考力が深まる本の読み方」とはどういうもの?
それをどうやったら活かせる?

そして本書を読み進める中で、
「思考力が深まる本の読み方」の答えとして得られたのは

「スロー思考」と「能動的な読書」

これらが自分の考えを深め、成長へとつながる方法だということでした

では、具体的にどのようなことを学び、どう実践できるのか
以下で詳細を紹介します。

具体的に何を学んだか?


ポイント① 読解に正解なんてない

私たちは「本を正しく読む」ことにとらわれすぎてしまうことがあります

「この本の正しい読み方」
「著者の意図を100%理解する」

といったことを意識しすぎることはありませんか?

かくいう私も意識しすぎていた一人でした

しかし、本書が教えてくれるのは、
読解に「正解」はないということです

重要なのは
本の内容を自分の目的に合わせて読み取り、
それを自分の言葉でまとめること

(そもそも目的を設定しないとまとめられないので、読む前に問いを立てる必要があります)

ただ、何となく読んで、
自分に都合の良いことだけを拾って自分の言葉でまとめる

としてしまっては意味がありません

著者が何を言いたいのかをきちんと読み取る必要があるので
ここにもコツがあります

著者が繰り返し述べている内容に注目し、それを軸に考えを組み立てていく

こうすることで、「読むべきポイント」が自然と見えてきます

その上で、著者の言葉そのものではなくて
自分が扱いやすい(記憶に残りやすい)言葉でまとめていく

このような手順を踏めば、
誰にも当てはまる「正解」ではなく
自分にとって役に立つ「本質」としてしっかりと活用できる
ようになります

ここまで読んでみると

「何だか面倒で時間がかかる手順を踏んでるな」

と感じた方もいらっしゃるかもしれません

確かにそうかもしれませんが
「大切なことは大抵めんどくさい」
こともまた事実ではないでしょうか?

このめんどくさいことこそが「スロー思考」であり
省略してはいけないことだということもまた大きな学びでした

何事も近道はないということですね

ポイント② 目的達成が読書完了の時

本を読むとき、皆さんはどのタイミングで「読了」と考えますか?

本書では「読了=本を最後まで読み切る」ではなく
「目的を達成したとき」が読書の完了
だと述べられています

例えば、自己啓発書を読む目的が
「仕事に活かせる新しいアイデアを得ること」だとすれば

そのアイデアを得た時点でその本を読む目的は達成されています

逆に、無理に最後まで読んでも目的が達成されなければ、
その読書は不完全なままです

途中から読んでも良いし
途中で読むのをやめても良い
もしかしたら立ち読みで目次を読むだけで
目的が達成されないことが分かってしまうかもしれない

この考え方を取り入れたことで
読書の時間がより効率的に使えるようになるだけでなく
「全部読まなきゃ」という
本に対するプレッシャーも減らすことができました

ポイント③ 読書は独りでは完結しない

「読書は一人で完結するもの」と考えていませんか?

本書では、
読書の価値は一人で理解して終わるのではなく
他者と共有し、他者に貢献することで最大化される
と述べられています

例えば、
仕事の中で同僚の悩みを解決するためのヒントを得るために本を読む

これによって自分の経験や学びを他の人に伝え、役立ててもらう
といった感じです

特に仕事に活用しようとした場合には
必ず自分以外の誰かが関係者として存在していて

その人に対して何らかの貢献をすることで
認めてもらったり、信頼してもらったりすることができますよね

こういった「他者貢献型の読書」は、
単に自分が本を読んで満足する以上に
実益や自信が得られるような価値のあるものだと思います

最後に


この本を通じて
「分かること」だけで満足せず、「活用して身につけること」
の大切さを学びました

読書は
ただ知識を得るだけでなく、自分や他者のために活用することで
その価値が格段に広がっていきます

皆さんにとって、読書の目的とは何ですか?
読書を通じてどんな問いに答えを見つけたいですか?

自分や周囲の人の悩みを解決するための読書

一度試してみることで、新たな世界が広がっていくかもしれません

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