なちゃん

141字目以降のひとりごと

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自分が必死に歩いた花道はこの先もきっとつづく

私の特技は「続けること」だ。 と言えば聞こえは良いが、ただ新しい環境で一からというのが非常に億劫なのと、別に辞める理由がないからだ。習い事やアルバイトも、引っ越しや卒業などのやむを得ない理由でしか辞めたことがない。 "何事にも特段思い入れがない"、と表現する方がしっくりくる気もする。 そんな私は、販売職に従事して今年で丸13年になった。 「特技・続けること」が産んだ、私の人生最大の功績である。 とはいえ、販売職に従事したきっかけは決して明るいものではない。 大学を諸事情

    • オートミールは不味い

      オートミールは不味い。 と思う。私はね。 かつて私にはオートミールに対する異様な憧れがあった。 子どもの頃に読んだ本の中に、空腹の人間がホットミルクとオートミールを摂取し、満たされたことで涙を流すといったようなシーンに、なぜかやけに感銘を受けた。 外国を舞台とした物語の中の「オートミール」という食べ物はその時私の脳に「生死を彷徨う時の究極のご馳走」だとインプットされた。 私は3ヶ月ほど、インターネットで知り合った友人と共同生活を送っていたことがある。 クソほど狭い、L

      • 今夜、私は世界一ハッピーな正夢を見る。

        ""ひとが夢を叶える瞬間""というものは、人生の中でそう出くわすことのないスーパーレアイベントだと思う。 もっと言えば自分の夢が叶う瞬間でさえ、「あ!いま夢が叶った!」と実感しながら迎えることも決してよくあるシチュエーションではない。 私は夢というものを「叶えるもの」ではなく、「恋焦がれるもの」と認識している気がする。随分ロマンチックな脳内をしているもんだ。 私にとっての「夢」は、輪郭がすごくぼんやりしている。もちろん目には見えないし、そもそも実体はないのかもしれない。