アイデアは秘密にするな。始動に出会って実感したこと。
【100日後にスタートアップ起業日記その18】
こんにちは。しまゆずです。
現在、医療×AIテクノロジーのスタートアップを目指しています。
今日も起業日記を訪問していただきありがとうございます。
前回記事はこちら。
なぜこの連載記事を書くのか?
「始動」の目的は、Thinker to Doer - つまり、考えるだけの人から、実際に行動を起こす人を育てること。
私自身、これまで「いつか起業したい」と思いながらも、結局行動に移せなかった経験があります。きっと、この記事を読んでいるあなたも同じような経験をお持ちではないでしょうか?
「どの分野で起業すべきか分からない」
「失敗が怖くて一歩を踏み出せない」
「アイデアはあるけど、実現可能性に自信が持てない」
そんな方向けの連載記事です。
この記事のキーポイント
アイデアを守ることより、実行力が重要
対話から生まれる気づきが事業を進化させる
最初から完璧を目指さない。共有しながら改善を重ねる
私は昨日、ある若手起業家から相談を受けました。
「このアイデア、誰かに話していいものなのか?」
おそらく、これから行動しようとしている人は、必ず通る道かもしれません。「アイデアを盗まれたら」「笑われたら」という不安、感じたことありませんか?
アイデアを守る?それとも共有する?
事業アイデアを思いついた時、シェアすべきだという話は以前から知っていましたが、あらためて、その考えを強く実感したのは、今回、始動プログラムに採択されてからでした。
プログラムに応募する際にアルムナイの方に1回、その後、プログラムにアイデアが採択されて、参加した初日、自分のアイデアをたくさんの方に説明しました。すると・・・
「それ、面白いね!でも、こんな課題もあるんじゃない?」
「うちの医療系で事業アイデアを検討してて...」
「それなら、スタートアップの○○さんを紹介できるけど、話聞いてみない?」
批判や否定どころか、ビジネスモデルの改善点、建設的な意見や新しい可能性が次々と示されたのです。
先輩起業家から学んだ重要な教訓
「アイデアを守ることに必死な人は、たいてい成功しない。なぜなら、アイデアは実行してはじめて価値になるから」
その通りでした。考えてみれば、Googleだって検索エンジンの元祖ではありません。Amazonだって、オンラインショッピングを最初に始めたわけではない。大切なのは、アイデアの独自性よりも、実行力とその継続だったのです。
また、アイデアをシェアしてすぐに真似されるようなものなら、そもそも競合優位性が低く、ビジネスとして成立しないことがほとんどです。
対話から生まれた気づき
私の当初のアイデアは「開業医向け紹介支援AI」でした。でも、様々な方との対話を通じて、医療現場の本質的な課題や、ビジネスモデルとしてのあり方のヒントを示してもらい、PIVOTしました。
継続的な対話の重要性
始動10期の講義が全て終了し、昨日事業計画書の最終提出が終わりました。
これから2週間、シリコンバレー派遣プログラムを賭けて、ピッチの練習に進みます。
始動が始まってから私は週に1回以上、必ず誰かと自身の事業アイデアの対話の機会を作るようにしています。時には思いもよらない指摘に落ち込むこともありますが、それも含めて貴重な機会だと感じています。
先日も、医療系スタートアップの先輩から「それ、うちでも検討したけど、こんな壁にぶつかったよ」という話を聞けました。もし一人で突き進んでいたら、きっと同じ失敗を繰り返していたはずです。
アイデアは「シェア」で進化する
効果的なシェアのためのポイント:
完璧を目指さず、早めに共有する
フィードバックを謙虚に受け止める
改善と実行を繰り返す
結局のところ、アイデアは「シェア」することで進化します。完璧な状態になるのを待つ必要はありません。むしろ、荒削りな段階から共有し、様々な視点を取り入れることで、より強固なものになっていくのです。
さいごに
もちろん、アイデアを共有する相手は選ぶ必要があります。でも、信頼できるコミュニティや仲間との対話を恐れる必要はありません。その一歩を踏み出す勇気が、予想もしなかった可能性やさらなる飛躍につながります。
さあ、あなたの中にある素晴らしいアイデアも、誰かとシェアしてみませんか?きっと、想像以上の化学反応が起きるはずです。
それではまた次回!
フォローとフィードバックのお願い
というわけで、18回目、いかがでしたでしょうか?
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それではまた!
過去回
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https://note.com/imp0820/n/n8f5e8b90b2ca
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https://note.com/imp0820/n/n72de979962f1
著者プロフィール
医療×テクノロジーのスタートアップを目指すDoer。2023年3月からChatGPTに出会い、AIにのめり込み、現在は経産省主催のスタートアップ支援プログラム始動10期に参加中。この記事は、実際に起業を目指す中で学んだ知見を、同じ志を持つ仲間と共有したいという思いで書いています。