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中小企業こそ、ミッション

こんにちは。キチナングループの井本健(@imototakeshi)です!


キチナングループのミッション、ビジョン、バリューを策定するために、2021年8月20日、21日と、2日間に渡り、役員で理念合宿を実施しました。


なぜ、今ミッション策定なのか


さかのぼること、約1年前、社長になるにあたり、いちばん大切なことを考えて考え抜いた結果が、このミッションの策定でした。


というのも、当時、会社が10社あり、

経営理念も新旧で混在。各社で理念が在りました。

(2021年8月現在は1社統合により9社)



もちろん、吉南にも経営理念はありましたが、

「キチナングループとして」の理念はこれまでありませんでした。


そこで、さまざまな歴史を踏まえた上で、今を捉え、未来をつくるミッションを策定することに決めたのです。



しかし、1年前は、コロナによる様々な影響で、事業を回すのに必死。


次から次へと舞い込む意思決定の連続に、あっという間に時間がとられ、

なかなか考えられない日々が続いていました。


2020年に、3社が新しくグループに入ってくれたこともあり、秋頃から、やっぱり、グループ経営を加速させるためには、判断の軸が大切だと改めて考えるようになりました。



どうやって、ミッションを創るか


本格的に、ミッションづくりに着手しよう!と決めてから、本当に多くの時間を使いました。


一番、時間と頭を使ったのは、どうやって創るか?かもしれません。

というのも、キチナングループは、業種、場所、職種、各社の歴史が多様なので、まとめられる人がいるのか?ということを常に頭に入れながらさまざまな方にお話を聞いていましたが、どうもしっくりこなかったのです。


一番、難しいと感じていたのが、戦略や事業の本質を表現した言葉をどういう流れでつくるかというところ。


そして、戦略を組織に落とし込むか。


ここが、本当に悩みました。


日々、組織系の本を読む中で、

カルチャーモデルという本に出会いました。



事業モデルと組織文化を理解できるこの唐澤 俊輔(@karacchi_)さんなら、理解してもらえるのではないかと考え、twitterでDMを送り、お話をお聞きすることに。


ご縁もあり、話がトントン拍子に進み、そこから、ミッション、ビジョンバリューの策定が加速しました。



まずは、事業モデルの棚卸し。

あらゆる事業について、考え抜きました。

毎週、毎週のミーティングで、宿題をもらい、手を動かしを続け、

ようやく今日に至りました。



2日間でミッション、ビジョン、バリューの芽をつくる


2日間でミッション、ビジョン、バリューをつくるのは、当然至難の業なので、事前にかなり事業や言葉について話をしていました。


議論を重ねるなかで、言葉づくりに力をいれるために、

「専門の人を!」ということで、これまたご縁があり、

CreativeStrategistの工藤拓真(@TakumaKudo)さんに、お手伝いをいただくことに。


そこから、更に、言葉のプロトタイプを作ってもらい、磨いていきました。


ただ、やっぱり、最後はしっかりと役員チームでコミットするために、

種をつくるで止めておきました。



そして、当日。

理念合宿するので、とりあえず、集まって欲しいとだけ伝え、

役員、部長に集まってもらいました。

(コロナで規模を縮小、懇親会や宿泊もなしにしたのが残念でした)


まず、ミッション、ビジョン、バリューについての解説を唐澤さんから、

していただきました。


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普段から、ミッションを常に会話しているわけではないので、きっと頭の中はハテナだらけだったと思います。


その後、僕がミッションについて共有しました。

・井本健の経営に関する考え方

・キチナングループの歴史

・キチナングループの事業モデル整理

・他社、環境理解

・ミッション

・ミッションの解説

と、ひとつひとつ丁寧に解説しました。


この段階では、まだ芽なので、確定ではありません。


言葉を自分たちのものにするために、

ここからの議論がとても重要なのです。


皆さんからも言葉についての意見をもらい、議論もしました。


さらに、バリューをつくるためのワークショップもやりました。

お互いに知らないことも共有しながら、

自己理解と他者理解を深めます。



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そして、自分たちの言葉にするために、なんどもなんども議論をして、

工藤さんからもフィードバックももらい、

言葉をつくっていきました。


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最後に、バリュー作成にあたって一人ひとりが、一番大切にしたい価値観を一つ、ポストイットに書いてもらい発表もしてもらい、クロージング。


もう、この時点でヘロヘロです。。。

しかし!勝負はここから。


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今回は人数が非常に多かったので、全員で発散をして、まとめるところまでで止めたので、更にことばを磨いてきます。


構造を意識しつつ、解釈をしつつ、まとめていきます。

(まとめてもらいます。が正しいですね(汗))


さすがと言わざるを得ないプロの技。しびれました。



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中小企業こそ、ミッション


まだ、ミッション、ビジョン、バリューは完成していません。


ここから更に磨いていき、完成していきます。


そしてその後、組織やカルチャーへと落とし込んでいきます。


ここまでも、結構時間も使い、頭も使ったけど、ここからのほうが、数倍大事。


数倍どころか、ここからは更に妥協は許されないし、

やりきる力が必要。



僕は、

中小企業こそ、ミッション

が本当に必要だと思う。


なぜなら、日々の仕事に没頭し、どうしても自分たちの価値が見えづらく、

仕事が作業になりがちだからだ。BtoBならなおさら。



でも、どんな組織も、どんな仕事も、きっと価値がある。使命もある。

それが、近すぎて見えてないだけ。


きっと、自分ひとりだったら、今回も見えていなかったはずだ。


でも、さまざまな捉え方で、キチナングループを見たときに、

「よさ」や「らしさ」や「使命」が納得感をもって、見えてきた。



さらに、唐澤さんや工藤さんから

「地方の企業で、50代、60代の年齢の方が、Slackつかって、Google使って、共有しながら進めてるの普通じゃないですよ~」

と言われ、うれしかったし、もっとキチナングループは成長できると自信にもなった。


ミッションを軸に、成長を加速させよう。楽しみだ。



ミッションの浸透をさせ、一緒にキチナングループを創る楽しさを共有したい人も大募集中です!

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