「父の日」のこと
世間ではどうやら「父の日」らしい。
物心ついた時から母子家庭だった私にとってあってないような日である。
幼い頃を振り返ると色々な事があった。
「お父さんの似顔絵を描いてみよう」とか「お父さんへ手紙を書こう」とか。
授業参観の中でも「来てくれた親とこれを一緒にやってみましょう」とか。
全然仲良くもない女の子に「何で○○君はお父さん居ないの?」とか。
あげ出したらキリないくらいのエピソードがある。
授業参観なんかはもちろん母だって来たかったはず。
けど、朝も夜も私を思い働いてくれていたからそりゃなかなか来れない。
当時の自分にはそれが分からなかった。
そんな事が起きた後は「何で来てくれなかったの?」とか平気で言ってた。
今でも鮮明に覚えてる。
「何でお父さん居ないの?」って言われた日の夜は何故か悔しくて母へ大泣きして泣きついた。
その度に「何で自分だけ」って強く思ってた。
色々な事を自然と理解し始めた頃から段々とそんな感情はなくなった。
今でこそこれで良かったと思っている。
良い事も悪い事もいっぱい経験して人の感情に超敏感になり、人の感情に本気で寄り添える人になれたと我ながら思っている。
大人になるにつれて何故か照れ臭くて、
母に自分の気持ちや感謝を伝えることが少なくなっていた。
そして、25歳の今日。
不器用なりに久々に自分の素直な思いを伝える事が出来た。
夢の為に上京するとか突然言い出したバカ息子を送り出してくれた母の偉大さ。
働き出してから自立した。
そんな事を1ミリでも思っていた自分が居た。
でも、そんな事なかった。
ここ1ヶ月くらいの上手くいかなくて凹んでる時、何気なくかけられる一言で本当に救われた。
私はいつまでも、何歳になってもこの人の子供なんだって本気で気が付けた。
それだけでも上京した価値がある。大きな成長だ。
母から受けた大きな愛を胸に、明日からも前向きに生きます。
本当にいつもありがとう。
いつになるか分からないけど必ず恩返しします。
待っててね。
って事で思いをそのままぶつけた纏りのない文章でした。笑
明日のために寝ます。
また1週間頑張るぞー。えいえいおー。
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