表コミ授業日記④ お別れの日に。
こんにちは、いもいも表コミの古谷(あき)です。
表コミ授業日記④。どうしても都合がつかなくなってしまい、5月末でいもいもを卒業した小学生の女の子がいました。その子の最終回の授業のことを書きたいと思います。
プチ遠足
表コミの小学生教室では、たまに行う近所の公園へのプチ遠足。
卒業してしまうMちゃんの希望もあり、最終回はプチ遠足でした。
教室に1人ずつやって来たときから、みんな「いつ行くの!?」「時間になったら行く!?」とソワソワソワソワ。
みんなが集まるまでの時間、記憶力ゲームをしたり、オリジナルの10回クイズを考えたり。
笑ってしまったのが、僕に「将棋って10回言って!」と言ってきた子。
「しょうぎしょうぎしょうぎしょうぎ…」
「じゃあ長さをはかったり直線を引いたりする文房具は?」
「定規…?」
「正解!」
定規はひっかけで別の正解があるのかと思ったら、定規で正解だったようです(笑)
そうこうしているうちにみんな集まり、公園へ!
なんてことない小さな公園ですが、みんなでオニごっこ、オニごっこ!
肉離れ治療中で走れない子が1人いたので、みんなで決めたルールは、「その子を追いかける時とその子が鬼のときは全員早歩き」。全員ちゃーんと守っているのがエラい!
オニになりたがる子もいれば、絶対にオニにならないと情熱を燃やす子もいれば、近づいていってギリギリでかわすことに楽しみを見出す子もいれば。遊び方にも個性がでます。
逃げたり追いかけたりするルートも、いつの間に洗練されていったり。足じゃ敵わないとダマシウチをしかけ出す子がいたり。そこからダマシウチが流行ったり(笑)
あっという間に時間が経って、気づけばもう帰る時間。オニごっこだけで1時間以上経っていました。
ただ遊んでる中にも、コミュニケーションや試行錯誤がいっぱいありました。本人達は全く意識していないと思いますが、きっとそれでいいんです。
最後に記念写真をパシャリ。みんなめちゃくちゃいい笑顔!
教室に戻って。
教室に戻って、解散。
……しようと思ったら、なんとMちゃんがお菓子を作って持ってきてくれていました!
お菓子を入れた紙袋に群がる子ども達。
最初に始めたのは……誰が封を切るかの相談でした(笑)
「1人1センチずつ開けよう!」なんて声も(笑)
みんなでもらったもの、みんなで喜びを共有しよう!そんな気持ちみたいです。
紙袋を開けると……
メッセージ入りのクッキーの缶!
自然に湧き起こる拍手(笑)
代表して開けたS君、拍手に照れつつも、仕事を全うしようとしっかり見せてくれているのがかわいい!
中身はなに?チョコレート?クッキー?
みんなに促され、再びS君が代表して開けてみると……
美味しそうなクッキーでした!
パティシエさんに教えてもらって作ったとか。
クッキーをみて、再び、拍手(笑)
距離をとってコロナには十分気をつけつつ、みんなで1個ずつ食べてみると……
「めちゃくちゃ美味しい!!!!」とみんな大騒ぎ!(もちろんマスクをし直してから、です!)
1人5個ずつもらってそれぞれに「家族に1つずつあげて、自分の分は……」と計算をはじめます。当たり前のように「家族にあげる」って発想になるのも素敵ですよね。みんな大事に持ち帰って、家族みんなで食べたそうです。
最後にはジャンケン、なんですが……
このジャンケン、実はあまったクッキーのジャンケンではなく……誰が空き瓶をもらうかのジャンケンなんです(笑)
めちゃくちゃ白熱したジャンケンにMちゃん、「空き瓶いるー?」と照れながらも、とってもうれしそう。
勝ち取った子は、「うちに飾る!教室にも毎週持ってくる!」と言っていました(笑)
やめちゃうけれど、みんなに感謝を伝えたくて、一生懸命クッキーを作ってくれたMちゃん。
そんなMちゃんの気持ちに応えて、「ありがとう」と「うれしい」を全力で伝えようとするみんな。
優しさに溢れたその空間が素敵すぎて、涙が出そうになりました。
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