ベンタイン市場から徒歩3分。本場の鶏フォーやブンチャーを 「Cat Tuong」
初訪 2017.4 更新 2023.04.03
ベトナムに来たら、やっぱり食べておきたいのが本場のフォー。
南部ホーチミン市は、全体的に甘めの味付けが特徴ですが、フォー発祥地でもある北部風フォーのお店も多くあります。
せっかく味わうなら本場の味をということでオススメなのが、ハノイ出身の店主が営むこちらのお店「カットゥーン(Cat Tuong)」です。
ベンタイン市場から徒歩3分とアクセス抜群な場所にあるので、観光途中にも立ち寄りやすいのが魅力。さらに、朝から夜まで通し営業なのでお腹の空いたときに立ち寄れる気軽さも、うれしいポイントです。
(以前3区に移転しましたが、2020年にほぼ同じ場所に戻ってきました。)
アクセス
お店の場所は、ベンタイン市場の北門(Cua Bac)から、真っ直ぐ伸びるトゥーコアフアン(Thu Khoa Huan)通りを約200m行くと、お店に到着です。
店内は、こぢんまりとした食堂的雰囲気。市場周辺にしては落ち着いた雰囲気なので、ゆっくりと食事が楽しめそうです。
メニュー
メニューは英語併記ありで、一部は写真付きなので指差し注文も可能。
お店の自慢である鶏肉のフォー「フォーガー(Pho Ga)」6万5000vnd(約370円)〜や、炭火焼肉つけ麺「ブンチャー(Bun Cha)」、鶏と干しタケノコののった米麺「ブンマンガー(Bun Mang Ga)」など、北部の麺料理を中心に揃えています。
まずは鶏肉フォーのページから。
↓参考用に日本語訳をまとめてみました。
こちらは断面の丸い米麺ブン(Bun)を使った料理のページ。
左上「Bun Thit Nuong」と書かれているのが炭火焼肉つけ麺「ブンチャー」で、右ページは鶏肉や錦糸卵ののったあっさり麺「ブンタン」です。
またこのほかに鶏春雨「ミエンガー(Mien Ga)」や、鶏ダシの効いたおこわ「ソイガー(Xoi Ga)」などもあり、どれもクセのないやさしい味わい。
ドリンクは、練乳入りベトナムコーヒー(Ca Phe Sua Da)やココナッツジュース(Dua Lanh)のほか、サイゴンビール(Bia Saigon)などもあります。
個人的にオススメなのは、ハノイ料理店によく置いてある「梅ジュース(Nuoc Mo)」3万vnd(約170円)。このお店の"ヌックモー"は、白濁したまろやかなおいしさが特徴なので、機会があればぜひお試しを。
料理
お店の看板メニューは、
大量の丸鶏から仕込んだ鶏ダシのフォー(Pho Ga)。
鶏ダシの風味を生かした、シンプルでやさしい味が特徴です。
そして、鶏肉フォーと並んで人気なのが、炭火焼肉つけ麺「ブンチャー(Bun Cha)」。オバマ元大統領が来越時にハノイで食べたことでさらに知名度が上がったこの料理は、香ばしい炭火焼肉と甘酸っぱいヌクマムダレが絶妙に合い、日本人にもファンの多いベトナム料理。特にこのお店のブンチャーはおいしいと評判で、現地のお客さんもよく注文しています。
豚バラやつくねの炭火焼きが、ヌクマムダレに浸かって登場。食べ応えのある焼肉も、青パパイヤやニンジン入りの甘酸っぱいタレが、後味をさっぱりさせてくれます。
食べ方は、肉が入った器にそのままブンやハーブを入れるつけ麺スタイルもありなのですが、オススメは、茶碗(Chien)に「レタスやハーブ・ブン・肉とタレ」を少しづつ合わせて食べる食べ方。ハーブは主にシソなので香草が苦手な方でも食べやすいのが◎ 好みでライムやチリを足しながらいただきます。
ちなみに、ブンチャーが食べられるのは夜20時までなので、夜に食べたい場合は時間にご注意を。ブンチャーと同じスタイルで楽しむ揚げ春巻き(Bun Cha Nem)も人気です。
こちらは、錦糸卵や鶏肉、ハムがのったあっさりスープの五目麺「ブンタン」。
ブンタンは元々、旧正月テトの時期に残った食材を使い、正月で疲れた胃を労わるためにあっさりと仕上げられた北部の料理ですが、いまでは時期を問わずに食べられる、定番料理の1つになっています。
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中心地で本場の麺料理が味わえるこの店。朝は6:00から営業しているので、朝ごはんをここで食べて、ベンタイン市場や統一会堂などへ向かうのもあり。通し営業でおいしさにも安定感があるので、在住者にとっても重宝しそうです。
Cat Tuong / カットゥーン
住 69 Thu Khoa Huan, Q.1, HCMC
営 6:00〜22:00 ※ブンチャーは〜20:00
電 0378・378・568
休 なし
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