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「応援される」を科学する
「応援されるチームになる」
昨シーズンMTGを重ねて同期で決めたチーム理念がこれです。シーズン序盤は、この理念に則って大学内の清掃などを行っていました。
しかしシーズン中となると、この理念について考える機会があまりにも少なく、また行動も自分よがりのものとなっていたと今では感じます。
そこで、チームから離れた今だからこそ持てる意見をこの文章を通して落としこもうと思います。
題して
【応援されるチームになるにはどうしたらいいのか】
応援されるチームを『応援してくれる人(サポーター)が多い』と定義すると、サポーターを増やすことが応援されるチームとなっていきます。
そこで、サポーターの増やし方なんですが、基本的に以下の2つ
1.チームに所属している人がサポーターを作る
2.サポーターがサポーターを作る
これしかありません。
SNSを活発にすればサポーターが増えるなんてことはまずないのです。(国士舘は例外)
1について
これが一番シンプルで手っ取り早いです。
自分の友人や家族をサポーターになってもらう。同じ大学内で違った部活を呼び込む、など自分の周りのサポーターになってくれそうな人を濃い関係から薄い関係まで幅広く声を掛けていきます。
ここで大事になってくるのが、サポーターになってくれた人に対して手厚くサービスしてあげることです。ここから2の「サポーターがサポーターを作る」話になります。
サポーターがサポーターを増やすとはつまりサポーターが知人など周りの人を紹介するということです。
そしてこの役目を担う一番最初のパーソンは間違いなくOB.OGでしょう。
一番近くにいるサポーター(OB.OG)が自分の知人を巻き込むケースが多くなればなるほどサポーターの数が増えていきます。
逆に言ってしまえば、OB.OGが見放すようなチームになっては本末転倒だという話です。
簡単に纏めますと現役生が応援されるチームを作るためにやるべきことは
・OB.OGがチームをサポートしたいと思わせるように密な関係を作る(チームパンフレットを家に送る、チームの応援グッズを送るなど)
・やるイベント事一つ一つが観客にとってワクワクするようなものに仕立て上げる
・大学内の各部と相互で応援し合う関係性を作り上げる
・同様に家族や友人をサポーターにできるように仕立て上げる
あまり具体的な策は考えつかなかったので、そこは現役生の皆さん是非考えてみて下さい。
ただ注意して頂きたいことが、紹介したらすぐにサポーターになってくれると思わないこと
あくまでサポーターを増やすためのステップの踏み方は
①認知
ラクロスとはどういったものなのか、自分のチームはどういったものなのか相手に知ってもらう
②売り込み
チームのなりたい姿やサポーターになって欲しい理由などを説明する
③サービス×リピート戦略
試合に足を運んでくれるためのサービスをする
の3ステップです。
間違えてはいけないところは2ステップにならないこと
どうしても売り込んですぐにサポーターになって欲しいと考えてしまいがちですが、大事なのは3ステップ目の戦略です。
また、もし自大学関係者やラクロス関係者以外でサポーターになってくれた人が出てきたら
『圧倒的なバリュー』と『見たことのない目新しさ』
を与えることをオススメします。
イノベーター理論から考えると、イノベーター(革新者)やアーリアダプター(初期採用者)は新しいものに弱いとされています。
ですので関係者以外がサポーターになると考えると、上に挙げた『バリュー』と『目新しさ』が要因となるはずです。まずはイノベーターとアーリーアダプターを獲得してそこから周りに紹介される環境を作り上げましょう。
(とは言ってもイノベーターやアーリーアダプターは市場全体の16%しかいないので紹介する相手がこの方法でサポーターになってくれる確率は極めて低い)
最後に
応援されるチームになる、と言葉で表すと想像しやすいですが、作り上げることはとても難しいことです
もし理念として今後も掲げ続けるのであれば、他の大学や今までのラクロス界にない新しさを考えていくことが重要だと僕は思っています。
また、こういったチーム経営は今のプレイヤーやマネージャーだけでは賄いきれないと思うので、新しくチーム経営のためのスタッフを獲得するなど試みては如何でしょうか。
これは完全に偏見になりますが、男性スタッフとか獲得できると、よりクリエイティブな意見をチームに落とし込んでくれると思うので、是非今季の新歓は男性スタッフ確保も頭に入れてみて下さい。