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賞味期限切れ食品チャレンジ

賞味期限の切れたものを捨てられない。
例えば豆腐、例えばヨーグルト、納豆、調味料各種、キムチ、牛乳、チーズなどなど。
書き出して気づいたのだが、妙に発酵食品が多いような気がする。
豆腐に至ってはつい先日、2週間賞味期限の切れたものを食べたばかりだ。
お腹が丈夫だから食べている、というわけではない。腹はめちゃくちゃ弱く、賞味期限切れのものを食べては、十中八九お腹を壊す。豆腐も案の定お腹を壊した。それでも私は賞味期限の切れた食べ物を捨てられない。

捨てられない理由を考えてみた。
勿体無い。それもある。
しかしそれ以上に思うのは、「計画的な買い物をできない自分を認めたくない」のだ。
私の登録しているYouTubeチャンネルには、「1週間分の食べ物を土日に買いだめで、まとめて料理して保存しておく」系統のものがずらりと並んでいる。
自分にもできる!と思って土日に食材を買い込んで、まとめて作っておく、時もあった。しかし私には、1週間かけてゆっくり食べるということができなかった。
その場でほとんど食べてしまう。私には、美味しいご飯を目の前にして我慢できる理性はない。だって美味しいから。仕方ないじゃないか、美味しいんだもの。
それを経て、「自分はまとめて作るのが向いてない」ことには気づいた。
しかし、一度身についた「まとめて買っておく」習慣は捨てられなかった。
土日に大量の食材を買い、平日は9時をすぎて帰ってくる。
料理をする気は起きず、やれ吉野家だ、やれマクドナルドだ、と外食が続き…何も消費されないまま、週末を迎えて、賞味期限が切れる。
それの繰り返しなのだ。
冷蔵庫に食材が詰まっていると、なんとなく安心する性分もよくない気がする。
そもそも一人暮らしなのにファミリー用冷蔵庫を使ってるから、パンパンになるまで買ってしまうのだろうか。
昔、ホテルにあるような冷蔵庫しか持ってない時はこまめに買い物をして腐らせるようなことはほとんどなかった。節約もできていた。
デカイ冷蔵庫があるから溜め買いをしてしまうしコストコで散財をしてしまう(いや、これは私の場合であって、コストコを使ってても節約できてる人もいると思う。私には無理だというだけの話で)。
これを機に、無駄な買い物はやめて、必要な時に必要なものだけ買う生活にしたい。
そのためにはスーパーの空いてる時間に家に帰らねばならない。
つまり物を腐らせるのは長時間労働が悪い
そんなことを思いながら、今日も私は賞味期限の切れたキムチを食べるのだった。

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