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風呂


風呂が好きである。夏場も湯船は欠かせない。
別に加齢スメルを気にしているわけではない。
写真は年末にドラッグストアで見かけて爆笑しかけた洗剤。買わないわけにいかない。本体より先に詰替買ってしまった。

若い頃は半身浴ブームに乗っかって、ブックオフでお気に入り本の100円文庫を買ってきては、風呂用にしていた。
日に日に湯気を吸ってだんだん扇型になるのが、いとをかしである。京極夏彦は見事なオブジェと化した。
コンタクトをやめてからは半身浴もしなくなった。

推しを真面目に推すようになったきっかけも、戯れにラジオのリクエストメールに風呂ネタを書いたら読まれてしまったことである。

風呂あがりに夏場は氷いっぱいのジンソーダを、冬は日本酒をちびちびやるのが日課である。読書は半身浴からこの時間に移動した。
テレビを小さい音にして、本の世界に集中してきたら消す。
そろそろ寝ないとと思っても、イイトコロになったらそれを言い訳にもう一杯。

オンからオフの自分に切り替えるために、今日も湯船にお湯を張る。
推しが前に紹介していた入浴剤を、そのうち探しに行きたい。
カタカナの香りだった。何と言ったか…えーと…ガラムマサラじゃなくて……なんかそんな感じのヤツ。


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