見出し画像

グラビア

当方の推しの根本凪は、グラビアのお仕事もしている。



当方は、貧相ながらも同構造のボディを所持しているため、これまでグラビア雑誌というものに全く興味がなかった。

なんで金払っておっぱい見る必要が…………?

(・・?


それは、根本凪を推し始めてからも、同じ考え方のままだった。

歌とトークを推している。のである。



しかし最近、娘の写真撮影の機会があった。

七五三の「三」は辛うじて済ませたが、「七」に関してはコロッと忘れ、
「あれ………あんた今、幾つだっけ??………え、もうすぐ9歳!?」
という、親の風上にも置けない芋家にとって、久方ぶりのイベントであった。

2歳のイヤイヤ期、無理矢理に装着させられた晴着に不機嫌が止まらない娘芋を、上手に宥めすかして笑顔の写真を残してくれたスタジオのお姉さんには、未だに敬意を払うこと吝かではないが、今回はオトナの娘芋。
当方はスマホでnoteを読んだりメモしたりしながら、のんびり待っていた。


数十枚のデジタル写真を、お値段に合わせたアルバム用に厳選していく。
着物の選択、髪型や飾り、撮影の好みに、写真の選択。
ここまでの全ての工程に、
「あんたの好きにしなはれ」と鼻くそをほじり
娘芋まかせにする当方に、担当のお姉様は
「お母様はご理解があられて………」と、ちょっと引いて微笑む。

ところが、
「指が赤ちゃんみたいで嫌だから……」
「ほっぺたが………」
次々写真を却下し始め、最終的に後ろ姿の写真しか残さない気だなこいつは!!お前、何しに来てるんや!!という事態に、流石の当方も待ったをかける。

なんとか、お互い妥協しまくって、成人式の写真は顔込みで残ることとなった。




そして、当方も、考えを改めたのである。

それがお仕事とは言え、お年頃の女の子たち。
見せたくない角度やポーズ、その子なりのこだわりやコンプレックスがあるだろう。
薄着になれば尚更である。

それを宥め(たぶん)褒め(たぶん)煽て(たぶん)、本人も読者も関係者も納得する写真を、制限時間内に用意するのって………すっごく大変(たぶん)!!!

(TдT)


グラビア雑誌や写真集の正しい評価の仕方ではないかもしれないが、
被写体にもカメラマンさんにも、以後は敬意を払うことをここに誓うのである。



推しへの課金の正当性を言い訳しているのでは、もちろんない。

(*ノω・*)テヘ


☆ヘッダー、お借りしました。ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!