疲労の披露方法
新しい上司が赴任して、半月が過ぎた。
名前は、まだない。
(笑)
半期に一度の棚卸し。
さらに、自然災害の少ないこの地では珍しい豪雨が襲来し、水没してしまった近隣の店舗へ手伝いに行ったり。
彼はその日は、へとへとだった。
「……芋さん、ありがとうございました」
「?」
「ほら、アレ……アレですよ…………アレ…………」
ごめん、まだそこまでツーカーじゃないよね。
(T_T)
「ほら……、…あの……………トイレ……」
あ、さっきトイレ詰まってたの、直したね。
「力仕事と雑用担当なんで。大丈夫です」
「あ、そうですか………🌀」
もう、先に帰っていいよ。
(T_T)
わかるけどね。
疲れると固有名詞出て来ないの。
犬好き若者上司は疲れるとあからさまに無口になった。その前の上司も、不機嫌になった。
今度の(まだ)名も無い上司はどうだろう。
当方が入社して3年で初めての、落ち着いたオトナ上司。
疲れる度にクイズが出題されては、ちと困る。
ちなみに猫好き上司は、疲れると
「………うどん食いたい………ニャーン…」
と、鳴くのである。
丸◯製麺が開いてる時間に帰りたいよね。
(;^ω^)
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