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Photo by
makiaki
傘
小芋の頃、傘が嫌いだった。
行きも帰りも降っていれば仕方がないけれど、週明け週末は荷物が多く、ただただ邪魔である。
もちろん、学校に忘れたりもする。
かといって、合羽は畳むのも面倒だし、濡れていると処理に困る。
むか〜し昔の田舎では、子供用の可愛い折り畳み傘はなかなか見つかるものではなく、今のようなワンタッチの簡単仕様でもない。
長くて大きくて、畳んでカバーに片付けるのは一苦労だった。
指を挟んで血豆ができることもあった。
初めて自分用の折り畳み傘を手にした時、オトナになったような気がしてワクワクしたのだ。
田舎のオトナ芋の車生活では、ドアツードア。傘のお世話になることもあまりない。
20代の頃に知り合いの結婚式のカタログギフトでゲットした、今やもう錆々の傘が、トランクで所在投げにショボンとしている。
今年、ン十年ぶりに、傘を買った。
遠征用の折り畳み傘だ。
300円ショップで購入したのだが、その軽さと小ささにびっくりした。
使うかどうかわからないが、長い傘も新調したくなってきた。
根本凪グッズに傘があれば、一番よいのだが。
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