戦争
帰宅したら、相方芋が映画チャンネルを付けていた。
飯テロならぬ、何テロと言うのだろうか。
見ちゃうじゃん!!
明日も早番なのに!!!
寝かせろよ!(寝ろよ)
途中からだったので、タイトルがわからないまま見進める。
出てきた地名や人名でググると、どうやら「ブラックホーク・ダウン」らしい。
戦争映画の良くないところは、服装や髪型が皆同じで区別がつかないところである。
よほど好きな俳優でもない限り、最後まであわあわして終わる。
戦闘機好きとしては、「戦う」映画はトップガンが外せないが、
「戦争もの」の映画は、誰も格好良くない方が良いと思っている。
虚しくて、悲しくて、割に合わないものなのだと、若者たちに突きつけて欲しい。
祖父は戦争に行ったらしいが、話を聞く機会はなかった。
90をいくつか過ぎた爺芋も、疎開の話が関の山である。
当方も、「現実の戦争」を、知らない。
明日もし、日本が戦争になったら。
装備を纏った米軍役の俳優陣ではなく、普段着で銃を取る、敵方民兵のエキストラの側に、自分たちは立つだろう。
ヘルニア持ちの相方の代わりに銃を握るのは吝かではないが、名も無いエキストラなんぞ、イチコロなのは間違いがない。
誰も徴兵されぬよう。
何も供出されぬよう。
仕事がキツい、物価が高いと、
平和な愚痴だけこぼしていられるように。
8月の空に祈る。
☆ヘッダー写真、お借りしました。ありがとうございます。