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居抜き

まっさらな建物を作るより、既存の建物を改装する方が、コストも時間も節約である。


と、いうことなのであろう。


当方の街にも、居抜きの物件は雨後の筍のように乱立している。



あ、閉店した!
と思ったら。

次に何ができるかクイズ〜!
の、スタートである。

正解者の賞品は、山岡家の塩ピリ辛ねぎラーメン中盛と決まっている。


もちろん、当方と知人が2人でやる、アホな遊びである。
たまに、娘や相方が参加することもある。

もちろん、新築工事もエントリーは自由だ(何がやねん)。



都会はよく知らないが、コロナ禍にこの街では、家族葬なる小さな葬儀場がポコポコできた。
その先陣を切ったのが、閉めたコンビニであった。
敷地のサイズ的にちょうど良いのだろう。

コロナ前は、閉めたコンビニの使い道と言えば、コインランドリーか床屋と決まっていた。

白と水色のファサードだった場所に、初めて「家族葬」の看板を見た時、知人と娘と3人で、
「か…………家族葬………………………て、何?」
と、声を揃えた。

新時代の始まりに立ち会ったのだ。




数ヶ月行かなかった少し遠くの街で、
「ここはこの店じゃなかったはず………」と、
記憶力を試すのもなかなか面白い。

応用編で、
「この交差点はこの看板じゃなかった」シリーズもある。



コロナ後も、ジーンズ屋がドラッグストアになったり、ホームセンターが古着買い取りになったり、ラーメン屋がラーメン屋になったり、街は目まぐるしく変わっていった。


当たったものもあれば、もちろん大きく想定外だったものもある。



このゲームの問題点は、正解発表がかなり遅いので、それぞれの回答が思い出せないことである。




☆ヘッダー写真、お借りしました。ありがとうございます。

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