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全国の人に見て欲しいところ ~地元目線で楽しむ出雲駅伝~ 第2回

そりゃぁ、もう一言でいったら「田舎なところ」ですよ。
ロケーションもですが、関わる人達も。何が田舎なのか、見てもらえますか?

★出雲駅伝コンシェルジュはこう伝えたよ


★田園風景が延々と続く

MGC観戦の帰途、JAL機内から出雲駅伝の舞台を撮影しました。

トップの画像は、2区、3区、4区、5区の空撮。右側の白い建物が第2中継所となる「ゆめタウン斐川」

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1区、2区、4区、5区、6区が写ってます。出雲ドーム見えますか?

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出雲駅伝コースを作った「斐伊川」一番下の橋が神立橋、2区中間点辺り

空路で出雲入りされる皆様、東風のときは、駅伝コース真上を旋回しながら着陸しますよ。機内からコースの下見気分♪


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3区を走ると目に飛び込む光景

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冬の強烈な季節風から家を守る「築地松(ついじまつ)」
黒松です

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5区の北側の山から出雲市街地を望む
1,2,6区になります

★市民が積極的にかかわる駅伝

出雲駅伝の主催は、学生連合と出雲市です。

大学三大駅伝に数えられる大きなレースの中でいちばん市民が大会にかかわっているのが出雲。
その様子を、31回大会の写真で説明しちゃいます。

たとえば、中継所の運営。
テントの設営、机椅子の設置や競技以外の人的部分を受け持つのが市。

走り終わったランナーをメディカルチェックに誘導する係(ピンクのベスト)は、ボランティア団体の出雲市防災安全協会。
赤ジャンパーは、市内高校陸上部員。
医療スタッフは島根県立中央病院のDMAT。救急救命のプロ中のプロ)

第31回(2019)第一中継所 駒大
1区 山下一貴さん(区間2位)→伊東颯汰さん(2位通過:区間4位)

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第31回(2019)3区 首位争い
浦野雄平さん(國學院)
𠮷田圭太さん(青山学院)
田澤廉さん(駒大)
ネット上で「神道 VS キリスト教 VS 仏教」と盛り上がりました!

青ジャンバーは走路員。ランナーを安全に誘導するのが仕事。地区体育協会役員さんが多いです。
(この走路員、超仲のいい友達です。要注意報道カメラマンがいて、ヒヤヒヤしたんだそう)

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第31回(2019)5区 首位争い
中村大成さん(駒大) 
竹石尚人さん(青山学院)

黄色いジャンバーは交通整理員。観客の誘導をします。地区ごと人数が決められていて、高齢者も積極的に参加していました。というか地元の世話役さん達が毎年楽しみにしている行事なんですね。
第33回からは企業ボランティアも加わります。

★出雲人の気質があるからこそ

「出雲の人は他人へのおもんぱかりを強く持っています。相手はどう思っているか、常に考えながら話す。」
  (藤岡大拙さん 中国新聞インタビューより引用)

この気質、暑苦しいとかめんどくさいとか、思われる人が多いんだろうな~と感じていますが、出雲駅伝の運営には、出雲人気質が色濃く出ています。

「出場した駅伝の中で、一番地元の人に歓迎してもらえたのは出雲」

と評してくれたランナーに何人も出会いました。

単なる試合ではなく、選手と市民との交流も大切にしてきました。おもてなしの心ですよね。



「駒大さんが「ありがとう出雲」のコールをしてくれたことが、嬉しかったよ」とボランティアさんから伺いました。↑の投稿の3本目に動画があります。
さよならパーティーの話は、後日ゆっくりしますね。


★退屈なロケーションですが、こんなもてなしが

田舎なコースなので、ランナー目線で言うと、退屈なんだそうですが、出雲らしいといえば、幟かな~。
ガードパイプに幟をくくり着けて、選手にエールを送っている光景は他の駅伝ではあまり見られないと思います。(全日本、箱根、ニューイヤーでは見かけなかった気がします)

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3区 西代橋 第31回大会前日(2019.10.13)
横風が強い場所で回転しがち。
ガード上に布が収まるように括りつけちゃお!

4区5区は「走れども走れども景色が変わらないのがとても辛い」そうですが、自校の幟が目に入るとテンションがあがったと出走された方から伺いました。

小原さんのテンションが上がったのか、誰か聞いてみてくださいな。


★田舎と都会の遭遇 ~スポーツ法政が見た出雲~


出雲駅伝には、毎年各大学のスポーツ新聞が取材にやってきます。
スポーツ法政さんの体験談で、出雲の田舎っぷりが解ると思います。

私が出雲を訪れたのは2年前。大学1年の駅伝取材の時でした。 学生三大駅伝の初戦となる出雲駅伝。駅伝シーズンが始まるワクワクと、初めて訪れる土地にて一人で2区間を回ることへの不安を感じながら取材に臨みました。

撮影のためにコースの傍で待機していると、警備の方が声を掛けてくださいました。色々とお話をしていくうちに、出雲駅伝の警備は市役所にお勤めの方をはじめとする地元のボランティアの方々の協力によって行われていることを知りました。

選手が通るまでの間、立ち位置の確認や先頭の通過時間、観客が増える時間帯の共有を入念に行っている姿を見て、万全の状態でトラブルなくレースを行うには地元の方々の沢山の支えがあることを改めて感じました。

私は3.4区の撮影をした後、出雲ドームに向かう担当でしたが、前日のアクシデントによりスマホを持たずにそれらを回ることになりました。ただでさえ不安なうえにスマホにも頼れないという状況でしたが、地元の方々のおかげで不安も和らぎ楽しく取材をやり遂げることができました。

待機中に出雲のことについて教えてくださったボランティアの方、ラジオの実況を聞きながら一緒に応援してくれた近所の小学生。電車での移動中もワンセグの中継を見せてくださるなど、私は一日を通して様々な場面で地元の方々に助けていただきました。

1時間に1本の電車を逃し途方に暮れているところを車で拾ってくださった方との交流は今でも続いており、このようなご縁をとても嬉しく思っています。 

大会を万全な状態で開催するための取り組みはもちろん、「来てくれてありがとうね」と私たちを温かく迎え入れてくれる、素敵な街だと感じました。

アットホームで温かい出雲市のみなさんが街を挙げて大会を盛り上げてくださっていること、30年に渡る地元の方々の熱い思いの上に大会が成り立っていること、沢山の支えがあるからこそこの素晴らしい大会が開催できていることを強く感じました。

今回は新型コロナウイルスの影響で開催が困難となってしまいましたが、ここまで開催に向けて取り組んで下さった方々に感謝しております。また、安心して出雲駅伝が開催され、大好きな出雲でみなさんとお会いできる日を楽しみにしています。 

2020年8月 写真展「すごいぞ出雲駅伝」への寄稿文 

★第2回目のまとめ

コロナ禍のため、レースは無観客、多くの交流行事は取りやめになりました。

中継映像を通して、競技役員や走路員だけでなく、コース脇の除草や応援幟がはためく様子で、地元の皆さんのもてなす気持ちが感じられると思います。


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IMO-DEN
サポートを検討してくださってありがとうございます。そのお気持ちだけ受け取らせていただいて、出雲駅伝主催者の出雲市が作った「出雲駅伝タオル」をご紹介させていただきます。 https://www.izumo-ekiden.jp/towel/index.html

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