#99 コロナ禍テレワークをきっかけに人事制度を見直そう!
オンラインでの仕事、テレワークが常識になってきました。ニューノーマルの生活様式に変わり、戸惑うことも増えてきたのではないでしょうか。
その一つが人事評価の問題です。「部下や同僚の成果や仕事に対する取組みが見えづらい」そんな悩みが良く挙がってきます。
本日は、在宅勤務下の評価制度の課題の紹介から入り、企業の良い事例を交えながら紹介していきます。
まず、人事評価の一般的な課題として
①勤務態度の評価が難しい
②評価方法・評価基準が不明瞭
③人事プロセスが遅延しやすい
というのが挙げられます。それらに対し、
①毎日・毎週確認業務と紐づける
②評価方法・評価基準を見直す
③1on1ミーティングを導入して面談を当たり前にする
④勤怠管理ソフトを選別して業務にあったものを導入する
Ex.)勤怠の獅子
⑤オンラインリフレクションを活用する
研修のメンバー同士がその後の進捗や成長、学んだことについてネット上で書き込みを行い、振り返りを図る。
⑥基本的な考え方
テレワークに関する基本的な考え方、ルール、ガイドラインを全社や部署、課で明確にする
<上記取り組みの良い事例>
日本レーザー株式会社
・同社が掲げる4つのポイント
①経営理念と明確に結び付けた評価があること
②明確な基準が示され、公平さと納得性をもって運用されること
⇒三大原則として
「社員それぞれの評価表に変える」
職種別だけでなく雇用形態別の評価項目
「相対評価ではなく絶対評価」
「複数名評価と評価者教育の実施」
本人、上司、役員の評価で決定
③社員へのフィードバックまでがセットになっていること
1on1の面談;総合評価の理由は本人と徹底的に話し合う
④昇格・昇給・給料も理念と明確に結びついていること
定期昇給は廃止していて、理念に基づいているか、成果へ貢献しているか、他者へ貢献しているかを重視。
・在宅勤務になってからの評価項目
・毎日自己評価を行う
・働き方レビューを毎週上司と行う
・1か月単位で自己チェック。グループ長評価を社長に提出
・評価機関の総合評価として役員会で最終決定
これだけたくさん書いても書ききれないほど細かな人事制度設計がなされています。もちろん、企業の規模が大きくなればなるほどこうした細かな人事制度を導入するのは難しいとも思いますが一つ参考にしてもよいのではないでしょうか。
ただ、業界や会社の規模、社員の雰囲気等に大きく左右されるので自社にあった人事制度をつくりあげていきましょう。
今後もこのイマージョン実践経営大学で学んでいきましょう。
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