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巡礼34日目 to ムシア (autobús)⇒ santuario da virxe da barca(0.9km)丘の上の十字架

🚍fisterra - san martinó de duio - hermedesuxo - san salbador de duio - rial - buxán - castrexe - padris - a canosa - santo estevo de lires - baosilveiro - frixe - guisamonde - morquintián - xurarantes - muxía
👣muxía - santuario da virxe da barca

hostal at fisterra 屋根裏感ある部屋ってなんかいい

海、岩、私!

きれいな海をもっと見ていたい、フィステーラをあさいちばんで離れるのは名残惜しいなと迷っていた。ムシアまで歩くという当初の予定を優先するか、それともフィステーラの街で海をゆっくり眺めたいという気持ちを優先するか・・・前日の夜の時点で答えはほぼ決まっていた。

もういいや、存分にフィステーラの海を眺めて、バスでムシアへ行けばいいや!

あさ、「本当にもう歩かないんだな・・・。」さみしい気持ち半分で、街歩き用のワンピースを着て外に出た。しばらくフィステーラの街をぶらぶらしてから、カフェで海を眺めたり、まばらに街行く人を眺めたり、書き物をしたりして過ごす。モヤモヤはしつこく胸の内に居座っていたけれど、無事ここまでやってきたのだと少し脱力した気分で。

昼ごろのバスに乗ってムシアへ移動。本当は歩いただろう道に巡礼者をみつけて、必ずまた来て歩こう、と思う。窓の外の曇り空を眺めながら、妙にセンチメンタルな気分でバスに揺られて1時間弱、ムシアに到着した。

風が強いな。漁港の大きな駐車場?みたいなところで、何も遮るものがないからかな。

昼時も半ばを過ぎていたので、「まずはシエスタに入っちゃう前にランチをたべよう。」とウロウロ。フィステーラと比べると街の規模が小さくて、あまりお店が見当たらない・・・土地勘がなくて住宅街みたいなところを長いことぐるぐるとしてしまったけど、路地裏に街の食堂のような店をみつけて入った。

メヌー(定食?)のprimeroに、きのう注文に失敗した、シシトウ料理(ケイシーのおすすめの方)を頼んでみる。あのあと、メニューの名前(pimento de padrón)を調べておいたので、今回は思っていたのがきた。シンプルに塩焼き、ちょっと焦げてるけどおいしい。完全にビールのおつまみだな!

segundoは、サンティアゴ在住という巡礼者の人にお勧めされていたイカ墨のフィデウ(パエリアのショートパスタ版)を注文。シシトウの焦げとともに黒いものばかり食べている感じになって、ちょっと笑う。

セットドリンクのワインは、ボトルで出てきてひとりじゃ到底飲み切れない。「あの人(や、あの人)がいたらなあ!」カミーノで出会った色んな人の顔が浮かんだ。

ピンチョスとかと違って、スペインのお皿料理って、ひとりで食べるにはすごく量が多いんだよな
・・・すっかりお腹パンパンになっちゃった。「苦しい〜もう動けん!いますぐ休憩したい!!」いちもくさんにアルベルゲにチェックインする。

シャワーを浴びて荷ほどきと洗濯をしたあと、オスピタレイロにもらった地図を見ながら、もう一つのスペイン最西端、santuario da virxe da barcaまで歩こうと思う。夕方前になっていたけど、まだ全然明るいし、オスピタレイロは「端から端まで15分足らずの小さな街よ。」と言っていたから、買い出しはそのあとでいいや。

santuario da virxe da barcaは、むき出しの岩がゴツゴツ、原初の風景ってこんなかな?と思わせるところだった。打ちつける波はすごい高さのしぶきをあげていて、強く吹く風と一緒に、圧倒的なパワーを感じさせた。人もまばらで、海、岩、私、みたいな感じを味わう。

だいぶ長いことジーッと突っ立って海を眺めながら、静かに、ただ圧倒される。わけもなく、また泣けた。そのたびに「この感じは何だろう?」と思うのだけど。

丘の上に十字架が見えた。すごく気になるけど・・・なんだか勇気が出なくて、登れなかった。教会のミサに参加してから、買い出しをしてアルベルゲへ戻る。

アルベルゲは街の端っこ、santuario da virxe da barcaの真反対側にあった。海が一望できて、小さいけれど手入れの行き届いたきれいな宿。よるご飯のあと、キッチンでお茶をのみながら海に沈む夕陽を眺めて過ごした。

breakfast at hostal
念願のフルーツ盛(おかわりした)
found a shiba-inu
柴犬発見
bus stop to muxia and santiago
バス乗り場は何気ない場所
i often found foot prints of dog
足跡ついたまま固まっちゃった道路よく見かけた
lunch at muxia
黒々&ボトルワイン
santuario da virxe da barca
神々しいな
sculpture "a ferida" (the wound)
モニュメントのタイトルは「傷」
cloud like a duck
アヒル雲
church at santuario da virxe da barca
船の小型模型?を吊ってたりして、海の教会だなと思う
albergue
キッチンから日没を眺めた

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