新取組㉘建設的でいたい 地域のリニアモーターカー説明会に参加する

新しい取り組みの28個目です。

私が民泊を行っている相模原市では、リニアモーターカーの駅及び車両基地の建設計画が進められています。

特に車両基地が建設される場所は、民泊をしている(+住んでいる)場所にかなり近いため、無関係ではありません。

地元住民に向けた説明会が行われるとのことでチラシが投函されていたので、参加してみることにしました。

配布された資料に住んでいる位置●を打ったもの。すぐそばです

説明会の場

会場は地域センターにある体育館で、JRと清水建設の方々の説明担当が10人弱ずつ、スタッフが多数に地域民が40-50人くらいでしょうか。

前側の席はほとんど空いており、大半の人が後ろ側に座っていました。集団の前の方あたりに座って説明を聞きました。

リニアを作ることの意義は、東海道新幹線の老朽化や大地震など災害に備えて二路線化すること、東京、名古屋、大阪間を短時間で結ぶことで巨大な都市圏を作ることだそうです。

車両基地建設工事の内容や期間、発生する影響などが50分ほどかけて説明され、その後質疑応答という流れでした。

質疑応答では進め方への批判や、自然災害への対策の懸念、動植物や暮らしへのネガティブな影響への対策の要望などが多数でした。

自身の対応

説明に関しては概ねなるほどと思いつつ、正直建設の内容が妥当かは、全体では正確に評価できる知識がありません。

ただ自分が住んでいる場所の近くで、1箇所まずそうだと思う箇所があったので挙手して質問はしてみました。

該当の箇所は家の20m先、普段はほぼ枯れている沢なのですが、2019年の台風時に上流で土砂崩れが起きて、僕よりも太い大木が一本丸ごと流れてきていた箇所です。

その沢の途中に基地が建設されるのですが、地下に0.7m×0.7mの水路を作って対処するとなっていました。水路の入り口から基地の基準面までの高さは16mとのことです。

感覚的に現地を見た身からすると、2019年並の大雨が降ったらすぐに土砂で詰まって溢れるだろうなと感じました。

僕より太い大木を1本流してしまう水や土砂を0.7m×0.7mの水路では排出できないでしょうし、すぐに入口が満杯になって土砂や流木などが大量に基地に流れ込む気がします。

回答としては、木などが流れつかないように防護設備を設置するので安心して欲しいとのことでした。(貴重な意見ありがとうございますとも)

また終了後に改めて詳しく現地状況を伝えに行ったところ、水路の太さは現時点の計画でまだ決定ではない。状況は伝えるとのことでした。

所感

質疑応答を見ていて、確かにその通りだと思う意見が多くあった反面、それいっても誰も得しなくない?というものも少なくなかったです。

そもそもリニアに反対ということかもしれないのですが、そこに回答や対応してもらっても、コストと時間がかかるだけは…という。

納得感を高める、みたいなところでは意味があるかもしれませんし、私から見えてないものも多いとは思いつつ、自分はどうしたらよりよいものになるか、建設的に考えたい気持ちがあるのだなと思いました。

自分が何かをする立場になった時には、相手の立場の理解をしていく必要があるなと思いつつ、小規模で一定同じ基準で考えられる人と一緒にいたいのが本心かもしれません。

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